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2011年11月17日 (木)

クリタケ

Kuritake111109_1

 クリタケの名前は、栗色のキノコだからなのか、栗の木に生えるからなのか、とにかく、クリタケは秋から晩秋にかけて、クリやコナラなどの広葉樹の切り株や倒木などに群生するキノコです。
 食菌として人工栽培もされ、炒め物や混ぜご飯などに使われていましたが、近年になって有毒成分が見つかりました。
 食用にされていたキノコで障害が発生した近年の例としては、'04年の秋にはスギヒラタケで脳障害が発生し、ニュースになりました。
 キノコは種子植物などとはかなり異なった物質を持っていて、だからこそ薬効も期待されているのですが、人体に及ぼす影響については、まだまだよく分かっていません。 それにキノコの発生条件によって、物質の濃度はかなり変化するようです。
 クリタケについては、おいしいキノコですし、過食を慎めば大丈夫だと思うのですが・・・。 それよりもクリタケに似たニガクリタケを誤食することの方が心配です。
 クリタケは、傘は茶褐色からレンガ色で、柄は、傘に近い部分は淡褐色、根元の部分はさび褐色から黒褐色です。 もちろん、これらの色はキノコの新鮮さによっても変化します。

Kuritake111109_2

Kuritake111109_3  ひだは黄白色から、後には紫褐色に変化します。

Kuritake111109_4  柄は生長するとほぼ中空となり、折れやすくなります。

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