ウドカズラ
写真は奈良公園にあったウドカズラです。
ウドカズラはブドウ科の落葉性ツル植物で、本州の紀伊半島以西と四国・九州に分布します。 葉は羽状複葉で、2~4対の側小葉を付け、そのうちの最下の羽片は3出です。 この様子を撮ろうとしたのですが、遠いうえに葉を横から撮ることになり、そのうえフジのツルも混じって、どうしてもうまく撮ることができませんでした。 下の写真も、右下と左上の葉はフジの葉です。
花は6~7月頃に咲き、果実は赤から黒に変化します。 保育社の『原色日本植物図鑑(木本編Ⅰ)』では、果実は赤く熟すとなっています。 たぶん黒く熟す前の標本に基づいて書かれているのでしょう。 高い所で実をつけるとはいえ、それほど標本も少ない珍しい植物だとも言えます。
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コメント
以前、ウドカズラを観察した時は実が緑色でした、遠くの高いところだったんで双眼鏡での観察でした。
こんなにキレイな赤い実になるんですね、けど、黒くなるんですね。
>花は6~7月頃に咲き・・・
どんなお花か見てみたい気がします、双眼鏡必携ですね。
投稿: わんちゃん | 2011年11月 6日 (日) 21時16分
花は同じブドウ科のヤブガラシの花を想像してください。小さな花ですよ。
投稿: そよかぜ | 2011年11月 6日 (日) 23時40分