コマユミ・ニシキギ
「小さなマユミ(真弓)」という意味の名のコマユミと、紅葉が錦のように美しいというニシキギ、両者は同種の木です。
コマユミは全国の丘陵帯から山地帯に自生している落葉低木で、ニシキギはよく庭などに植えられています。 対生の葉は早くから紅葉しはじめ、日当たりなど条件が良いと、たいへん美しい紅葉となります。
学名からすると、コマユミはニシキギの品種ということになります。 本来なら広く自生しているコマユミを母種とし、ニシキギを品種とするのが妥当だという気がしますが、学名は先に記載されたものを母種としています。
ニシキギはコマユミの茎にコルク質の翼が発達したものですが、その発達の程度には個体差があります。 園芸的には翼のよく発達しているものが好まれています。
ニシキギ
果実は2つに裂け、中から朱赤色の仮種皮をかぶった種子が1~2個出てきてぶら下がります。
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コメント
葉っぱの落ちたニシキギを生け花に・・・
水が無くても結構平気でいてましたよ。
キレイですね紅葉が。
投稿: わんちゃん | 2011年11月24日 (木) 21時55分
ニシキギ、冬の生け花の材料にはいいでしょうね。
葉っぱはなくても姿は錦、ですか・・・。
投稿: そよかぜ | 2011年11月24日 (木) 23時02分