メドハギ
メドハギに果実ができていました。
メド「ハギ」は、ハギといっても、私たちがよく目にする落葉低木のハギとは、かなり印象が違います。 しかし、果実の様子を見ると、中に1種子しか入れず、裂けないまま散布する様子は、たしかに他のハギの仲間と共通です。 参考までに、マルバハギの果実を下に載せておきます。
8~10月に咲く花の様子を見れば、もちろんマメ科ですし、他のハギの仲間の花ともよく似ています。 ただしメドハギは変異も多く、下の写真のように、花の色にもかなり濃淡があります。
メドハギの茎は硬く木質化し、立ち上がります。 メドハギの名は「筮(めどぎ)ハギ」がなまったもので、この茎を占いに使うる筮竹(ぜいちく)の代用として使われたことによると言われています。 しかし茎が木質化しても翌年は地下から新しい茎が出てきます。 つまり、メドハギは多くの萩の仲間のような小低木ではなく、草(宿根草)だということになります。
メドハギはマメ科で根に根粒菌を持つためにやせ地にも強い植物です。 そのために道路の法面に種子を吹き付けたりしますが、この種子は外国から輸入しているため、遺伝子の攪乱などが心配されています。
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コメント
散歩道で出合ったことがあります
木とばっかり思ってました
はぁ 草ですか?
果実が出来てるんですね、ちょっと遠回りになりますが観に行こうかな・・・
投稿: わんちゃん | 2011年11月24日 (木) 21時43分
果実を見ることのできるメドは立っているわけですね。
投稿: そよかぜ | 2011年11月24日 (木) 22時53分
今朝は初霜でした
メドハギの果実を見んと勇んでコロと出かけました
う~~ん 草刈が見事に・・・
けど、よ~く見ると新しい茎が20センチほど一株に4~5本伸びてました。
この茎は枯れずにそのまま冬を越せるのでしょうか?
メドが立ったところで時々チェックですね。
投稿: わんちゃん | 2011年11月26日 (土) 23時24分
自分の目で確かめることが何より大切。
よろしく
投稿: そよかぜ | 2011年11月27日 (日) 21時52分