この時期によく見られる赤トンボとして、アキアカネ、ノシメトンボと書いてきましたが、もう1種、マユタテアカネも比較的普通に見られる赤トンボで、樹林が隣接したきれいな止水などでよく見られます。
(この写真はクリックで拡大します)
マユタテアカネの名は、前頭部にはっきりとした黒斑があり、これを眉に見立てたものです。 メスは成熟しても、腹部上面がオレンジ色になる程度ですが、オスは成熟すると、写真のように腹部が真っ赤になります。 翅は透明ですが、メスには翅の先端が褐色になるタイプもあります。 オスの腹部の先端が上に反り返っているのも特徴のひとつです(下の写真の水色の矢印)。
コメント
こんなに真っ赤だったら赤とんぼといっぺんに解ります
赤くないのに赤とんぼというのもあったりして
しばらくこんがらがってました。
投稿: わんちゃん | 2011年10月15日 (土) 21時18分
「赤トンボ」という分類はありませんからね。学問的にはいいかげんな言葉です。
分類学と赤トンボを関連付けようとすれば、通常はアカネ属のトンボをあてはめるのですが、そうすれば「赤くない赤トンボ」や「赤いけれど赤トンボでないトンボ」がいることになります。
投稿: そよかぜ | 2011年10月15日 (土) 23時11分