« ママコナ | トップページ | マダラヒメバチ »

2011年10月 4日 (火)

ヤママユ

Yamamayuga110924_1

 今まで何度か家の近くでヤママユ(ヤママユガ)を見たことはあるのですが、いつも翅がボロボロで、今回やっと、「堺自然ふれあいの森」で傷みの少ないヤママユを撮ることができました。
 ヤママユの成虫は年1回、8~9月頃に出現します。 卵で越冬し、幼虫の食餌植物はクヌギ、コナラ、クリ、カシなどのブナ科の葉です。

Yamamayuga110924_2

 いままでヤママユガ科の蛾としては、オオミズアオシンジュサンヒメヤママユなどを記事にしてきましたが、いずれも大型の蛾ですが、成虫の口は退化していて、食べることはできません。
 写真のヤママユはオスで、大きな触角を持っています。 この触角でメスのフェロモンを感知し、生殖のためだけに生きるのです。

Yamamayuga110924_3

 ヤママユガは日本在来の代表的な野蚕、つまりカイコのようにから糸が採れる野生の蛾で、この糸は「天蚕糸」と呼ばれています。

◎ ヤママユのメスはこちらに載せています。

|

« ママコナ | トップページ | マダラヒメバチ »

昆虫04 ガ」カテゴリの記事

コメント

緑色の蛹を撮ったことがありました
つい最近です

繭なんですって?
これで造った糸や織物はとても美しく高価と聞きました。
見つけたんは一個だけなんで・・・

それにしても、
「成虫の口は退化していて、食べることはできません。 写真のヤママユはオスで、大きな触角を持っています。 この触角でメスのフェロモンを感知し、生殖のためだけに生きるのです。」
な・なんと。。。。。

投稿: わんちゃん | 2011年10月 4日 (火) 22時29分

はじめまして…お気に入りに登録しました!

投稿: kenken | 2011年10月 4日 (火) 23時32分

わんちゃんへ
もうひとつ、ヤママユにとってかわいそうなこと、それは糸をとる時は、成虫が出た後のマユを使うと、出口の部分で糸が切れてしまうので、まだサナギが中にいるうちに、熱湯で殺してしまうんですよ。

kenkenさん、はじめまして。
末永くよろしくお願いします。
ご意見などもお寄せくださいね。

投稿: そよかぜ | 2011年10月 5日 (水) 07時40分

>緑色の蛹を撮ったことがありました
つい最近です

どうも、ヤママユとは違ったみたいです

そよ風BBSの方に貼らせていただきました

投稿: わんちゃん | 2011年10月 5日 (水) 09時18分

投稿: そよかぜ | 2011年10月 5日 (水) 22時59分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ヤママユ:

« ママコナ | トップページ | マダラヒメバチ »