ツマキシャチホコ
昨日記事にしたモンクロシャチホコと同じ属( Phalera 属)のツマキシャチホコです。 両者は、色彩的には違いますが、幼虫も成虫も、模様のパターンや形態、それに生活環もよく似ています。
幼虫は集団を形成し、7~10月頃に見られます。 写真はアラカシの葉を食べていますが、他にもコナラやクヌギなどのブナ科の葉を食べて育ちます。 この後、土の中にもぐって蛹になり、冬を越すのも、モンクロシャチホコと同じです。
成虫は6~8月に出現します。 成虫の前翅尖端には黄白色帯があります。 ツマキシャチホコの「ツマキ」は、この部分を表したものです。
「ツマキ」を漢字で書けば、「褄黄」です。 この「褄」は着物の端(つま)の意味で、長着の裾(すそ)の左右両端の部分をさします。
下は成虫を真上から見たものです。
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