クロミノニシゴリ
京都府・南山城村童仙房の林の中の川沿いにクロミノニシゴリと思われる木がありました。
葉の裏には毛
(保育社「原色日本植物図鑑」では、葉の両面ほぼ無毛とありますが・・・)
きょ歯は細かくて低く、内曲
果実は表面黒っぽく、果肉は藍色
ハイノキ科のサワフタギの仲間には、サワフタギ、タンナサワフタギ、クロミノニシゴリ、クロミノサワフタギの4種がありますが、この仲間は互いによく似ていて、同定が難しく、これまでクロミノニシゴリと同定されたもののなかにも、タンナサワフタギがあるようです(永益英敏:植物分類・地理 43(2))。
ここでは消去法で、果実の色でサワフタギをはずし、葉のきょ歯の様子からタンナサワフタギをはずし、分布地からクロミノサワフタギをはずして、クロミノニシゴリと判断しました。
| 固定リンク
「木2 落葉樹」カテゴリの記事
- ツリバナ、ヒロハツリバナ、フウリンツリバナ(2022.11.14)
- スズランノキ(2021.11.04)
- コジキイチゴ(2014.07.06)
- ジャカランダ(2014.07.01)
- アジサイの花(2014.06.24)
コメント
>え~~と
>黒い実というと?
>黒い実で、例えば身近でよく知られているのではクスノキ、最近ブログに載せた記事ではマツブサの実も黒いですね。
1枚目の写真を見て
コレも黒い実!や!と思いました
投稿: わんちゃん | 2011年10月22日 (土) 00時06分
たしかに。
他にも、ネズミモチ、ヤマブドウなど、まだまだあります。
(コバノガマズミのコメントに関してです)
投稿: そよかぜ | 2011年10月22日 (土) 15時37分