ママコナ
鋭い棘で「ママコ」となると、ママコノシリヌグイのように「継子」の漢字が思い浮かびますが、こちらの「ママコ」は「飯子」のようです。 つまり、花唇にある二つの白い隆起を米粒に見立てたとか。 一説にはこの植物の種子を米粒に見立てたとも言われています。
この棘がいっぱいのものは苞で、触ってみても、アザミのような鋭さはありません。 全体的に見ると、花序に近い葉にも、葉の下部に棘状のきょ歯が見られ、苞に移行していくように見えます。
ママコナはゴマノハグサ科の1年草で、半寄生植物だと言われています。 半寄生である根拠を確かめたことは、まだ無いのですが・・・。
ママコナ属の植物にはママコナとミヤマママコナ、それにミヤマママコナの変種で四国を中心とした関西に多いシコクママコナがあります。 花期は、ママコナの方がミヤマママコナより少し早いようです。
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コメント
ママコナ繋がりで
シコクママコナに出合ったことがありました
そっくりなんですけど、こんなにトゲはキツクなかったように思います。
それで、そよかぜさんのシコクママコナ
読ませていただいて、ナルホドです。
投稿: わんちゃん | 2011年10月 4日 (火) 22時16分
「ママコ」の色も、いい識別ポイントになりますね。
投稿: そよかぜ | 2011年10月 5日 (水) 07時28分