アレチウリ
アレチウリは北米原産の1年生つる植物で、最初に見つかったのは、1952年(昭和27年)に静岡県の清水港でとされています。 輸入した大豆に種子が混入していたようです。 このアレチウリは特定外来生物に指定され、日本生態学会でも「日本の侵略的外来種ワースト100」に選定していますが、あちこちで増えてきているようです。
春に芽を出して旺盛な繁殖力を示し、夏から秋にかけて花を咲かせます。 花は雌雄同株ですが雄花と雌花は違う花序につきます。 雄花は長い花序枝をだしてまばらに付き、メシベは無く、オシベは合着して1つにまとまっています(下の写真)。
雌花は短い花序枝の先に数個ずつかたまって咲きます。 雌花にはオシベは無く、3つの柱頭からなります。(下の写真)
雌花は花が終わればかたまったまま果実となります。 果実には長くて鋭いトゲが密生しています(下の写真)。 1つの果実の中には1つの種子が入っています。
最初の写真は10月9日に撮ったもので、雄花も雌花も果実も写っています。 探してみてください。
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コメント
アレチウリが各地で暴れているようですね。当方でも、河原のフェンスなどに絡み付いて勢力拡大中です。実の形も恐ろしいですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2011年10月21日 (金) 08時44分
アレチウリは特に湿地を好むわけでは無さそうですが、果実が水に運ばれて河川の流域沿いに広がることが多いようですね。
投稿: そよかぜ | 2011年10月21日 (金) 21時14分
探してみました・・・
投稿: わんちゃん | 2011年10月23日 (日) 20時09分
で、結果は?
投稿: そよかぜ | 2011年10月23日 (日) 21時18分
探してみました
1枚目の写真の中にコレとコレとコレという具合に解りました
もう一つ探してみました
川の傍で群生しているのに出合って撮った写真の中に、雄花も雌花も果実も撮ってました
ここのblogを拝見して、それが解りウレシイです。
投稿: わんちゃん | 2011年10月28日 (金) 20時32分
雄花も雌花も実も葉の特徴も、みんなわかるようにまとめて1枚に収めようとすると、なかなか難しいものですね。
投稿: そよかぜ | 2011年10月28日 (金) 23時35分