アシダカグモは皿の砂糖水を飲みに来る
昨日はアシダカグモが死んだゴキブリ(=動かない餌)を食べることを記事にしましたが、今日も み。さんからお知らせいただいた内容です。 結論をタイトルにしてしまいましたが、アシダカグモはかなりの周囲を認識する能力があるようです。 動かない餌どころか、においもしない砂糖水を認識し、自ら飲みに来るというのですから。
もう少し詳しく内容を紹介します。 昨日紹介した死んだゴキブリを食べたアシダカグモが弱っているのではないかと心配な状況だということは昨日書きました。 ゴキブリをたくさん食べ残していたのも、消化液も十分作れないほど弱っていたのかもしれません。 糖分は多くの生物にとってエネルギー源になります。 み。さんは以前、アシダカグモの飼育で、弱ったクモに砂糖水をスポイトで与えたら元気になったとの内容をネットで見られ、スポイトが無かったので、試しに小皿に砂糖水を入れ、当のアシダカグモの横に1m、下に60cmほどの床の上に置いておいたそうです。 午前中にゴキブリを食べた日の夕刻のことでした。
2時間ほどしてアシダカグモを見ると、脚を咥え、身づくろいをしていました(下の写真)。 これは食後の行動だということです。 ちなみに、アシダカグモは餌を捕えることに失敗した場合も、この行動を取るとのことです。
よく見ると、壁に水滴の跡(写真の赤い矢印)もあります。
そしてその1時間後、このアシダカグモは、見ている前で皿に歩み寄り、皿に浸かって砂糖水を飲みだしたとのことです(下の写真)。
約40分後、満足したのか再び壁に戻り、身づくろいで体についた砂糖水を舐め、さらにその約15分後、3度目の砂糖水飲みを始めたそうです。
この砂糖水飲み行動はこの個体に特異な行動なのでしょうか。 じつはこの3日前に突然、今まで見かけなかったオスが出現しています。 全身埃まみれで、腹部は小さくなっています。 上記の砂糖水飲み行動を観察した2日後にこのクモを見かけたので、このクモにも40cmほど離して新しく作った砂糖水を置いたところ、飲みに来たとのことです(下の写真)。 写真を見ると、体を砂糖水に浸けるところまではいっていませんが、たしかに飲んでいるようです。 体が埃まみれで腹部が小さく、模様を比較しても上の写真の個体とは別個体であることが分かります。
また、今年産まれた子グモでも試してみたところ、やはり砂糖水を飲みに皿に上がってきたということです(下の写真:同じ皿なのにクモが小さいために皿がやけに大きく見えます)。 なお、この砂糖水飲み行動は、3例とも、時間帯は暗くなってから2、3時間での行動だったとのことです。
においもしないショ糖溶液(=砂糖水)を飲みに来るのなら、果物に含まれる果糖などに寄って来ても不思議はありません。 詳しくはこちらで。
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コメント
立派な記事にありがとうございます。
皿にどっぷり浸かった個体は
10月16日から姿を見せていません。安全な場所で冬を無事
こえてくれますように。
窓の開閉の際に侵入して来たヨレヨレの個体は
いつのまにか外に出ていました。
最後の写真の子は
以前記事にしていただいた「子グモの誕生」の中の
一匹です。まだ冬眠せずに室内にいます。
投稿: み。 | 2011年10月25日 (火) 23時50分
暖かい所に分布の中心を持つアシダカグモにとっては、もう長い冬が間近なんでしょうね・・・。
小さい個体ほど体内に溜め込んでおける栄養分が少ないので、ギリギリまで行動し、食べ続けるのかもしれませんね。
投稿: そよかぜ | 2011年10月26日 (水) 08時19分
トラ柄暴れん坊に手がかかるので
なかなかアシダカグモの観察が
ゆっくりできないのですが
今朝はひさびさ
皿の砂糖水を飲むアシダカグモを見ることができました。
砂糖水は昨晩いつもの皿に用意していたものです。
キッチンカウンターにいる2匹のうち
痩せ気味の子が
砂糖水の皿にのっていました。
投稿: み。 | 2012年7月 3日 (火) 06時30分
トラ柄君はいついてしまったようですね。
ところで、いつもいる場所と砂糖水の場所とはどれくらい離れているのでしょうか。
砂糖水にはにおいは無いはずなのに、どうして分かるのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2012年7月 3日 (火) 20時59分
キッチンカウンターにいる2匹と書きましたが
砂糖水の皿を置いたときには
痩せた方の姿は近くにありませんでした。
カウンターと壁の間にいたようです。
普通の水と砂糖水の皿を置いてみればよいのでしょうが
なかなか適当なスペースがなく。。。
しかも昨晩トラ柄の暴れん坊が襲撃したらしく
朝起きたら
皿と三角コーナーがひっくり返っておりました。
クモちゃんの姿は無いし。。。食ったか?
投稿: み。 | 2012年7月 4日 (水) 06時31分
夜もトラ柄君の出入りは自由なんですね。
なかなかたいへんですね。
投稿: そよかぜ | 2012年7月 5日 (木) 00時08分
四本足くん用の砂糖水を
ゴキブリがのんでました。。。
四本足くんはというと、ゴキブリがすぐ近くを通っても
知らんぷり。
狩りに自信がないのでしょうか?
とりあえず皿は撤去しました。
ところで人気記事の「アシダカグモ」が
夏まっさかりだというのに
ビミョーにランクダウン中ですね。
投稿: み。 | 2012年8月17日 (金) 05時57分
「アシダカグモはいつでもゴキブリを襲う」というのは間違いなんですね。
アシダカグモへのアクセス数を昨年の7月と今年の7月で比較してみました。
たしかに「アシダカグモ」の記事へのアクセス数は少し減っていますが、産卵、ゴキブリ退治や、子グモ、砂糖水などの新しい記事など、アシダカグモ関連の記事へのアクセス数のトータルは、かなり増えています。
いずれにしても、やはりgoogleなどの検索(画像検索を含む)で表示される順序の影響は、とても大きいですね。
投稿: そよかぜ | 2012年8月17日 (金) 23時52分
いつも拝見しています。最新の生地にレスするべきか迷いましたが、内容的にこちらの記事に。
9月半ばに我が家へオスのアシダカが来ました。
夫婦ともども見守っていたのですが、身動きも滅多にせず同じ場所に何日もいるなどここしばらく挙動にハリがなく心配です。
お風呂を2日連続で占拠していたのでなるべく差し障りのないよう退場頂こうとしたところ、手足をばたつかせるばかりで壁も登ろうとせず掌に収まってしまいました。
前後しますが、3,4日ほど間近な位置に砂糖水を置いておくなどしてみたのですが、どうやら手をつけてはいないようです。
布団の上に一度降りましたが、着地に失敗し、また抵抗も無く捕獲されてしまいました。
冬は越せないのかしら・・・
投稿: 最速 | 2012年11月 9日 (金) 00時13分
いつも見ていただいているとのこと、ありがとうございます。
アシダカグモは、もうこの寒さでは満足に動けないのでしょうね。
安全な所にそっと置いておいてやれば、暖かい時に少し動いて気に入った冬眠場所を見つけるかもしれませんね。
投稿: そよかぜ | 2012年11月 9日 (金) 23時44分
えっ!この記事が1位に?
(12月5日現在)
しばらく訪問しておりませんで
かようなことになっているとは思わず
びっくりです。
それに1ヶ月前に書き込みまであるではないですか!
最速さんのお家のオスのアシダカグモが
その後どうなったか気になりますね。
秋になってから家に入ってくるのは
おそらく越冬場所をさがすと同時に
越冬前に食事をするつもりだったかと思います。
動かずにいたときにお腹部分が膨れていたら
そのまま越冬に入れるかと思うのですが。
投稿: み。 | 2012年12月 5日 (水) 06時05分
動きもしないし、においも無い砂糖水にクモが来るということは、少しクモの行動に関する知識のある人にとっては、とてもおもしろいことだと思いますよ。
試しにやってみることの大切さを証明した み。さんに拍手
投稿: そよかぜ | 2012年12月 5日 (水) 21時29分
この記事について考えるべきは、
「砂糖水だから飲みに来た」のか、それとも
「水源として飲みに来た」のかが明らかになっていないことが問題だと思われます。
そもそも、徘徊性のクモが「ココら辺に水源がある」ということを記憶できるのかどうかを先に証明する必要があります(何を記憶しているかまでは証明する必要がないけれども)。
そして、砂糖水を好んで飲んでいるのか、それともただ単に飲めるというだけなのかどうかを証明する必要があります(砂糖水を飲むこと自体が適応度を上げるのだとしても)。
これらの記憶能力と選択性が証明することは難しいでしょうけれども、それを明らかにできないと
「徘徊性で且つよく壁も登れるクモだから確率論的に見ることが出来た」程度のことになってしまうかと思います。
投稿: 肩狭グモ | 2013年2月 8日 (金) 17時33分
この記事も、もし論文的な内容にするなら、書かれてある内容がどれくらい普遍性を持っているのか、また行動が諸条件によりどのように変化するのかの検証から入るべきでしょう。
この記事は観察の一例にすぎませんが、大きく発展する内容の可能性を感じています。ただ、今の私は、そのような研究を行える環境にはありません。
この記事が、どなたかのそのような研究のきっかけになればうれしいことです。
肩狭グモさん、コメントありがとうございました。
投稿: そよかぜ | 2013年2月 9日 (土) 01時07分
ひっさびさ
キッチンにいる子グモの
皿の砂糖水を飲みに来る行動を目撃しました。
場所はトラ柄の脅威のおよばぬ、カウンターの上。
そうそう、ずーっとその空間にいてね。
投稿: み。 | 2013年9月26日 (木) 12時02分
時間はいつ頃ですか?
砂糖水はいつも置いてあるんですね。
投稿: そよかぜ | 2013年9月26日 (木) 22時07分
夜、カウンターの上の壁にいたので
砂糖水を作って置いておきました。
飲んでいたのは朝6時半すぎです。
寝しなの一杯?
夜のうちに獲物をとれなかったからドーピング?
この記事では夜の早いうちでしたね。
これは寝起きの一杯?
投稿: み。 | 2013年9月27日 (金) 05時12分
夜のうちに何度か飲みに来ていた可能性もありますね。
やはり砂糖水をきちんと認識しているようですね。
投稿: そよかぜ | 2013年9月27日 (金) 22時40分
砂糖水の位置は一定ではなく
あったりなかったりもするわけですが。
何度見てもやはり面白い行動です。
まあ皿の柄を憶えているわけではなさそうですね。
投稿: み。 | 2013年9月28日 (土) 22時11分
今年も皿の砂糖水飲み行動を目撃!
バスルームで昨月末に脱皮した最大個体(メス)が
金曜深夜にリビングを徘徊。
あわやトラ柄の餌食!でしたが無事に地下へと避難。
その後、土曜夕方にすきっぱらを抱えて
地下の仕事部屋を徘徊しているので
ためしに砂糖水の皿をすぐそばに置いてやったら
3分後には乗っていましたよ。
皿はいつもの皿です。
以前はヨーグルトに添付してある
粉砂糖だったのですが最近付いてないので
今回は三温糖!
2晩続けて飲んだあとは場所を変え、机の裏で静養中。
今のところ成体オスは見かけていませんが
このまま大人しく産休に入ってくれるとしたら
しばらくは心配ないのですが…
投稿: み。 | 2014年6月16日 (月) 11時41分
砂糖を求めているのか、水を求めているのか、両方なのかが気になりますね。
また砂糖水をあげる機会があれば、水だけの皿と砂糖水の皿を並べておくと必ず砂糖水の皿に行くのか、濃い砂糖水と薄い砂糖水ではどちらの皿に行くのか、濃度を変えてアシダカが好む濃度を探るなど、いろいろ試してみてはどうでしょうか。
投稿: そよかぜ | 2014年6月18日 (水) 21時07分
とは思うのですが、ますます実験には向かない現状が。。
結局また危険地帯に舞い戻ってしまった個体は
その後2回リビングでトラ柄に襲われ、
現在は所在不明です。
投稿: み。 | 2014年6月21日 (土) 12時28分
こんにちは。冬の只中に、
ほのぼのとする動物達の
活き活きとした姿を見せて下さって、
どうもありがとうございます。私も
動物は大好きです。こんな小さな生き物でも、
懸命に生きているのだなあって
出来るだけ殺さないように
そっと生活圏を
守ってあげたいな、と
思います。
今日、お風呂場の前の箪笥の陰にまだ若そうなアシダカグモが
(体部分の長さ、1.3cmほど。まだ大人になっては虫ではないようですね?)が、
ひっそり小さく転がっていました。カメムシかしらと
思って拾い上げたら、ムクムクと
足が伸びて、アシダカグモだと確認しました。
生き永らえてくれるといいな、と思います。
寒い冬は食べ物に困っているのではないかと思い、
最初はクッキーを与えてみましたが、
30分の間に変化なし。次に、
暖房の近くに置いて(嬉しいことに、温かい人の指や服を感知して
上ってくるのです。さして怖がっている風はないようです)、
そよ風さんの記事を参考に、砂糖水を与えてみました。
ペットボトルのフタに入れ、飼育ケースは、
ペットボトルの底をつけて半分にしたものを
とりあえず作ってドームのようにして、地(木製の机面)に
かぶせて置き観察ができるようにしました。暗くもせず。
すると、10分もしないうちに、フタの上に覆いかぶさって、
飲んでいる風が伺えます。
びっくりです!私の経験でも
同じふうになったことを
そよ風さんに伝えしたいと思いました。
しかし、この先はいったいどうしたものか、
まだまだ寒くなるというのに。
とりあえず、
寒い箪笥の陰から救い出してやりたかった、
のはいいとしても。。。
長野の冬は
厳しいから、
どうかそよ風さん、お身体大切に。動物たちも。
またいつか、寄せて下さいね。春までどうぞ
お元気で。
投稿: ソラ | 2014年12月18日 (木) 19時14分
ソラさん、コメントありがとうございます。
やはり自発的に砂糖水を飲みに来たんですね。においの無いはずの砂糖水の存在がなぜ分かるのか、虫たちの能力の高さにはいつも驚かされます。
アシダカグモは小さい方が低温でも活動的なようです。小さい体では長い冬を乗り切るだけの栄養分を貯め込んでおくことができないのかもしれませんね。
しかし動くことはたくさんのエネルギーを使ってしまいますから、できるだけそっとしておいてやってくださいね。
投稿: そよかぜ | 2014年12月18日 (木) 21時33分
そよかぜさん
こんにちは。
数日前にお邪魔しのぞかせていただきました。
あたたかい返信のコメントをどうもありがとうございます。
小さな生き物でも、生きている、
心があるのだと思います。
本能だけで生きているという人もいますが、
私は違うと思いたいです。
アシタカグモは、あれからしばらく
パソコン横で面倒みることになりました。
中にはペットボトルのフタに
砂糖水を置いて。また、
食べるかわかりませんが、塩からい
クッキー、無機物でないので安心したのか
常に片足をひっかけています。
また、りんごですが、一欠け小さなものを
醤油のペットボトル(下3分の1を切って、棲家にしたもの)
中に入れてやっています。しょっちゅう近づき
吸っている?ようです。砂糖水にも何度もおおい
かぶさっています。排泄物もあるので(茶色な点々が
下敷きの白い紙に幾つも幾つもついています。乾燥している
室内、また「棲家」なので、
どうにかして水分を取らないと恐らく
干からびてしまうでしょう。なので、
虫の体液を吸う感じで(こわい表現ですが)、
果物の汁やや砂糖水を飲んでいるのかな?って思います。
すっかりなついてしまったようです。お手をしょっちゅうするんです。
何か好かれているようで嬉しいです。
手に乗せても全然平気で逃げようともしません。自分から
近づいてきます。
とにかく逃げません。何かのはずみで、棲家が転がっていた朝、
クモさんどこへ?と慌てましたが、ちゃんとすぐそこに
いました。どうなってるの?と思いました。
いまさら、どこへ逃がしても
真冬です。春まで面倒みることになるんでしょうか?
それにしても、どこに眼がついているんだろう?
投稿: ソラ | 2015年1月10日 (土) 17時20分
ある程度の温度があると冬眠しないようですね。
夜間は何度くらいになっているのでしょうか?
クモの餌は生きたものが中心となるのでペット化は難しいとされています。
しかしソラさんのところでは、アシダカグモは冬眠もせずに元気で暮らしているようですね。
温度があるとカビにも注意が必要かもしれませんよ。
その後のアシダカグモの様子も、また知らせてくださいね。
投稿: そよかぜ | 2015年1月10日 (土) 21時52分
二度も戻ってきてもうしわけありません。
大報告です!
アシダカグモが、まさかと思いながら置いておいた
トリのカラアゲ(1センチぐらいで、マッチ棒ぐらいの
太さに割いたもの)を口で持ち上げて
もくもく動かしながら食べています!
熱を通したものなのに。
同じたんぱく質だからもしやと思って半信半疑で(疑の方が
もちろん強かったのに)、
置いておいてやりました。
もうしっかり食べています。驚愕する位にびっくりしました。
思わず・・・のことばになってしまい、
もうしわけありません。
そよかぜさん、これで飢えなくてすむでしょうか?
でも、塩分が強すぎないように、これからは
気をつけますね。早く春になって、
放してやりたいです。
そよかぜさんのところも動物達も
元気で冬が越せていますように。
投稿: ソラ | 2015年1月10日 (土) 22時59分
そよかぜさん、
はずかしいです。もう三度目。
温度ですが、暖房の横で今は12度です。ごめんねと言いながら、よほど寒いとき以外は切って寝るので、その時朝は7度前後になっています。もう少し下がるときもあるみたいですけど。
そよかぜさんもお元気でいらして下さい。
自然も自然の中にいる生き物も
とっても好きなので、そよかぜさんのサイトは絶対にまた、寄させていただきます。
ありがとう(ございます)!!
投稿: ソラ | 2015年1月10日 (土) 23時06分
前回のコメントでもそのつもりで書いたのですが、クモの餌は生きたものが中心となるとされているのに、ソラさんはアシダカグモが動かないものを餌にしているところを観察したことになります。
このことは「アシダカグモは死んだゴキブリも食べる」で書いたこととも関連して、とても興味あることです。
アシダカグモもいろんな関わり方をしてみると、まだまだおもしろい発見がありそうですね。
投稿: そよかぜ | 2015年1月12日 (月) 00時26分
そよかぜさん、たいへんごぶさたしております。
ご挨拶もおくれましてスミマセン。
本年もよろしくお願いいたします
って言ってる場合ではないっ!
タイヘンなことが起こっていたのですね!
ええとソラさんはじめまして、
アシダカグモにときどき砂糖水を飲ましている
み。 と申します。
ソラさんのお住まいが南の方なのかはわかりませんが
体長1.3cmというと
成体まであと2歩くらいな感じでしょうか?
(えーとあと2回ぐらいの脱皮で成体)
アシダカグモと見分けていらっしゃるのは、
夏は日常的に見慣れていらっしゃる?
最初足を縮めていたというのは
弱っていたのかもしれませんね。
カラアゲ食べたというのは
アシダカグモが日常的にいる家の者としても
かなり衝撃的です。
よほどせっぱ詰っていたのでしょう。
ちなみにお腹部分の膨れ具合はどうでしょうか?
痩せているとしたら厳しいですが
ストーブで温かくなって
ちょっと目を覚ました程度であれば
冬眠できる場所を自分でさがすと思います。
投稿: み。 | 2015年1月12日 (月) 07時50分
そよかぜさん、み。さん。
こんばんは。
み。さんはじめまして。
寒いですね。み。さんのお住まいはどこかな、
って想像を膨らませています。
こちらは中国地方の日本海側です。
普通の民家なんですが。
アシダカグモは、以前インターネットで
うちに余りこわい姿をした大きなクモが出没するので、調べてみたとき
アシダカグモという種類だと判明。
さして興味ももたずにいたのですが、むしろ私のほうが
逃げ気味だったんですが、
元来ヘビよりクモ派で
だって、かわいい姿のクモもいますもんね、
アシダカグモだけ例外的に、大きすぎてこわいなあ、って思っていたのですが
家の倉庫(コンクリ敷き)になぜか数匹たむろしているのを
毎年見かけます。夜中には、台所に出没していたりして。(汗)
けれど、この寒さではあまりにかわいそうなので、
食べ物もなさそうだし、家のどこかで食べ物をなくした別の種類のクモは
巣の中でひっそり干からびているし、
だから、せめてあたたかいところに置いてやろうと
思ったのが運の突き、ってところでしょうか。
今夜も昨夜も、新しい鳥のカラアゲを食べましたよ。
カラアゲといっても、油の香りのするお肉の部分だけなんですが。
もう、まるで飛びついてくるんです。最初の日は、
朝までしゃぶっていたみたいです。
昨日は2時間。
教は1時間。たいくつになると、
またくわえて縦にしたり、斜めにしたりで
一生懸命食べています。カラアゲの肉の身が
二つになったり、すっかり小さくなって、終わりには無くなったりです。
呆れ果ててしまいました。
そして終わりには
砂糖水に乗っかって、おいしそうに。
それから猫の顔づくろいのように、
クモさんも前の触覚?牙?のようなところを
飢えていたらしい、最初は見られなかった行動ですが、
2本、動かして、満足そうに顔づくろい?してリラックスを
しているようです。
驚いたの何のって、ありません。この3日位で
すっかり腹が膨れ、一回り大きくなったように思います。
どうしよう?
嬉しいやら困るやらです。。。
そよかぜさんと、み。さん、よい夜ですように。
投稿: ソラ | 2015年1月13日 (火) 22時58分
そよかぜさんおはようございます。
ソラさんお返事ありがとうございます。
わが家は関東地方の南の田舎ですが、
周囲と比較すると割合高地でもあり
夏涼しいかわりに冬の気温が低いところです。
アシガタグモを家の中で目撃するようになって
十年近く経ちます。
いろいろ面白い観察ができたので何度も
そよかぜさんにブログで発表していただいてきました。
3年前トラ柄のにゃんこが同居をはじめてから
クモちゃんたちの方が居づらい状況。
なんとか壁の上方で暮らしていますが
トラ柄が一緒に遊ぶつもりでもクモちゃんたち命がけ…
そんなカンジのわが家です。
たぶんソラさんのお宅のクモちゃんは
ソラさんのおかげで命びろいしたのではないでしょうか。
また楽しい観察報告を私も楽しみにしています。
投稿: み。 | 2015年1月15日 (木) 04時50分
そよかぜさん、み。さんらこんばんは。
その後のようすをご報告します。
先月20日に、アシダカちゃんは脱皮をしました。
ペットボトルの3分の1大きさの
小さな住家で面倒みるようになってから
何とか元気に過ごしてほしいと考えついた
お肉や砂糖水のほかに、今は
チーズクラッカーがメニューに加わりました。
少し湿らせてお箸でつまんで近づけると
もう、ものすごいスピードで飛びついてくるんですよ。
そのはずみにこちらがびっくりしてしまいます。
うんちもしっかりしています。
脱皮のときにはおどろいたの何のって。
少し眼を離したときに、突然スルリと
脱いだみたいです。その間1時間もなかったような。
突然2匹になっていたので(そう見えた)
さてはどこからかテレポテーションでもして2匹になったか?
ギョッとしたのですが、つまんでみると動かないし、
抜け殻だとすぐに気がつき、なーんだ
という感じでした。それにしても
近くにおいて1ヶ月の真冬に脱皮とは。
たぶんもう、1.5倍の大きさになりましたよ。
食べ物の力ってすごいですね。
そよかぜさんとみなさんに、自然の動物や植物たちに、
寒中お見舞い申し上げます、上げたいです。
投稿: ソラ | 2015年2月 8日 (日) 21時30分
おもしろいですね~。
ある程度の温度があれば冬でも活動し、餌は動かないものも食べるが、箸などで動かしてやると、よりよく餌に反応する、ということだと思いますが、その様子をぜひ見てみたいものです。
食べている様子などを、写真か、できれば動画で送ってもらうことはできないでしょうか。メールアドレスは左のプロフィールの中に書いてあります。
投稿: そよかぜ | 2015年2月 9日 (月) 09時00分