奈良公園のニホンジカ(2)
昨日に引き続き、奈良公園の鹿についてです。 まずは10月中旬に奈良公園を歩き、その時撮った写真のうちから、オスの発情期に見られる行動について載せておきます。
・ 角の突き合い
・ 前足蹴り(泥かき)
頭を下げ、前足で泥水や土などを後ろへ蹴る行動です。
この行動でできた穴は、シカ穴と呼ばれています。
・ 泥浴び(ヌタうち)
水たまりなどに座り込み、泥を体にへこすりつけます。
この行動を行う場所をヌタ場と呼んでいます。
この他、発情期にはオスは首などを木の幹などにこすりつけて自分のにおいをつけようとしたり、上唇部を引きつらせて歯を見せるフレーメンとよばれる行動を取ったりします。
交尾は10月上・中旬を中心に行われ、出産は5月中旬~6月上・中旬がピークになります。 出産後は仔ジカを守ろうと、今度はメスジカの気が荒くなります。
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コメント
奈良公園で鹿によく出合いますが
雄鹿のこんな光景は滅多に見れないです
鹿の発情期は年に今頃だけなんでしょうか?
子供の頃、ディズニー映画「バンビ」を観たことがありました。
詳しいストーリーは忘れてしまいましたが
春に生まれた仔ジカたちの公園デビョーに出合うと映画のバンビをつい思い出します
投稿: わんちゃん | 2011年10月28日 (金) 20時25分
ヒトの所に集まってくるような鹿は、こんな野生の姿は見せないのではないでしょうか。上3枚の写真はいずれも暗い樹林下で、人の多い芝生地ではありません。
どんな動物でも、生まれたばかりの子は、ほんとうにかわいいですね。
投稿: そよかぜ | 2011年10月28日 (金) 23時29分