キカマキリモドキ
リョウブの葉の裏にいたキカマキリモドキです。 とりあえず1枚撮って、正面から撮ろうとした時に、誤って枝を揺らせてしまい、逃げられてしまいました。
カマキリモドキの仲間(カマキリモドキ科)は、日本では数種が確認されています。 分類学的にはカマキリ目ではなく、アミメカゲロウ目に分類されています。 たしかに下半身はクサカゲロウに似た雰囲気を持っています。 上半身も、たしかにカマキリに似てはいるのですが、鎌の構え方が違っています。
カマキリモドキも昆虫を捕えて食べますので、カマキリとカマキリモドキは、全く別のグループの昆虫が同じ目的で進化し、結果的に似た形態になった(これを収斂進化と呼んでいます)と考えられます。 また体の色は、ハチに擬態しているのではないかと考えられています。
アミメカゲロウ目(脈翅目)に分類されている昆虫で、今までにこのブログで取り上げたものには、ラクダムシ、クサカゲロウ、ウスバカゲロウなどがあります。 翅の様子など、やはり似た特徴を持っていますね。
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コメント
こんばんは
うっかり枝を揺らして逃げられる。。
その時はとっても悔むのですがなぜかよくやってしまいます
収斂進化はしゅうれんしんかと読むのですね
進化って面白い
投稿: エフ | 2011年9月 4日 (日) 23時19分
こういう失敗をしていると、望遠マクロがほしくなります。
> 収斂進化はしゅうれんしんかと読むのですね
そうばい
詳しくはWikipediaでどうぞ
投稿: そよかぜ | 2011年9月 5日 (月) 22時07分