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2011年9月22日 (木)

メハジキ

Mehajiki110906_1

 メハジキは、本州、九州、四国の日当たりの良い所に生えるシソ科の2年性草本です。 葉は茎の下の方と上の方は大きく様子が違い、下の方の葉は対生で長い葉柄があり、3深裂(しんれつ)していますが、上の方の葉は葉柄が無く、切れ込みも無くなり、上の写真のような線形や披針形になります。
 花は7~9月頃、茎頂部の葉の腋に数個ずつ付きます。 オシベは上唇にくっついて長短各2本が並んでいます(下の写真)。

Mehajiki110906_2

 メハジキの名前は、子供が茎を短く切って瞼にはめて、弾いて遊んだところからと言われていますが、この茎にはそのような遊びに適した弾力があるのでしょうか。 とにかくこの遊びは危険ですから、あまり言いふらさないほうがいいのかもしれません。
 メハジキの全草を乾燥したものは、益母草(やくもそう:母の益になる草)という漢名で呼ばれており、産後の止血、月経不順、めまい、腹痛などに、煎じて服用されるようです。

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コメント

>葉は茎の下の方と上の方は大きく様子が違い、下の方の葉は対生で長い葉柄があり、3深裂(しんれつ)していますが、上の方の葉は葉柄が無く、切れ込みも無くなり、上の写真のような線形や披針形になります。

はぁ~そうだったんですか?
散歩道のあっちこっちで出合えるモンだからつい無造作に撮ってしまってます。
お花はアップにして見ていつも面白いなぁと
思ってました。

ウチの近所のメハジキたちの立ち姿はどれもシュッとしてますよ~~

投稿: わんちゃん | 2011年9月26日 (月) 10時22分

秋に芽生えて冬越しするメハジキの葉は全く違う姿です。
分かるかな?
春に高くなりだす時の根生葉と茎につく葉を比べてみてください。

投稿: そよかぜ | 2011年9月26日 (月) 22時09分

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