シオデ(雄花)
サルトリイバラと同じ属( Smilax属 )に分類されているシオデです。 サルトリイバラと同様、托葉がツルになっているのですが、自分に絡んでどうするの!?
葉の付き方ですが、上の写真では互生のように見えます。 ところが下の写真では対生のように見えます。
シオデは雌雄異株で、写真は雄株です。 雄花は、花弁が6枚で反り返っています。 雄しべは6本、メシベは見当たりません。
シオデの若い葉や茎は山菜としても親しまれていて「山のグリーンアスパラガス」とも言われています。
シオデの名前については、アイヌ語のシュウオンテが訛ったものとの説もありますし、『大言海』には「シホデ、細蔓の物に絡むことシホデの如くとて名とす」と書かれています。 このシホデとは、馬の鞍(くら)につける紐のことで、シオデのツルがこの紐に似ているということでしょう。
| 固定リンク
コメント