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2011年9月17日 (土)

シデシャジン

Sideshajin110906_1

 9月上旬に伊吹山の山麓と中腹で見たシデシャジンです。 花期は7月~8月で、早く咲いた花は既に果実になっていますが、どうにか花も残っていました。
 自生地は本州と九州の一部の山地で、キキョウ科の多年草です。 「シャジン」とはツリガネニンジンの漢名で、花弁が細長くなっているので、これを注連縄(しめなわ)などにつける細長い「四手」に見立てたものです。
 シデシャジンはツリガネニンジンと属は違うのですが、花の基本的なつくりや受粉のしくみは、ツリガネニンジンやキキョウなどとよく似ています。 花弁を見ると離弁花のようですが、根元ではくっついていて合弁花です。 花はまず花粉をメシベの花柱にくっつけ(下の写真の上の花)、訪れた虫の体にくっつけて運んでもらい、その後に柱頭が開きます。

Sideshajin110906_3

 果実は蒴果で、径5~66mmの扁球形です。 ツリガネニンジンに似た細長いガク片は果実形成期には宿存しています。

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コメント

先の方は果実になってて、結構背が高そう
しっかりと全体像が撮れてて花の姿、葉っぱの付き方、果実になってる様子などがよく解ります。
レンズは?

レンズ交換せずにやり通してしまう
わんちゃんにはなかなかです。

二枚目の写真、繊細な花弁がキレイな青色と共によく撮れてていいですね。
そして、キキョウ科と言われればナルホド・・・
と、思いました。

投稿: わんちゃん | 2011年9月19日 (月) 00時51分

この記事の写真は全部同じマクロレンズで撮っています。
1枚目のf値は8、2枚目のf値は32ですが、特に1枚目は、もう少し絞りを開いた方が良かったようです。

> そして、キキョウ科と言われればナルホド・・・

科の特徴が何となく判るというのはすばらしいことですよ。
これができると、図鑑を調べるのも楽になります。

投稿: そよかぜ | 2011年9月19日 (月) 12時57分

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