ナナフシモドキ
ナナフシの仲間は日本では現在のところ18種類とされていて、分類も見直されつつあるのですが、大阪付近で見ることのできるナナフシの仲間といえば、ナナフシモドキ、エダナナフシ、トビナナフシ、トゲナナフシくらいでしょう。
下の写真のナナフシ(の仲間)は上記の4種の範囲で同定すると、ナナフシモドキでしょう。 以下、ナナフシモドキとして書いていきますが、腹部の一部が膨れているのが気になります。
※ そらさんから、腹部が膨れているのは卵を持っているためではないかというコメントをいただきました。 なるほど!
上のナナフシモドキは、写真の場所からするとオスでしょうか、と言いたいところですが、ナナフシモドキのオスは自然界ではほとんど見かけず、メスだけで単為生殖を行っているようです。
ナナフシモドキは枝に擬態して静かに暮らす草食性の昆虫です。 身を守るのは、もっぱら落下作戦です。
上はナナフシモドキの顔の拡大です。 ナナフシの仲間はヨーロッパの昆虫愛好家の間では人気があるようです。
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「昆虫01 バッタ・カマキリ」カテゴリの記事
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コメント
こんばんは、
いつもブログは見てますが、コメントするのは初めてです。
ヒゲが短いので、ナナフシモドキですね。
ナナフシは、とても好きなムシで、こう言う立派なナナフシを見ると、つい嬉しくなってしまいます(^^)。
私の住んでいる場所(成虫を確認したのはナナフシモドキとトビナナフシだけ)にもいるのですが、なかなか会うことがありません。
お腹が大きいのは、メスで中に卵が入っているからではないでしょうか?
投稿: そら | 2011年8月29日 (月) 20時57分
ナナフシ好きのそらさんのブログタイトルの背景がナナフシモドキですね。
ブログをずっと見ていただいているとのこと、ありがとうございます。じつは私もそらさんのブログを見ているんですよ。
これからもよろしくお願いします。
腹部の膨らみが卵のせいではないかとのこと、納得です。さっそく記事の中にも入れさせていただきました。
それと「ナナフシの仲間」の意味で「ナナフシ」と書いていた所も、混乱を招きそうなので、併せて訂正しておきました。
ありがとうございました。
投稿: そよかぜ | 2011年8月29日 (月) 23時21分