コウヤホソハナカミキリ
コウヤホソハナカミキリの成虫は6~8月に見られ、リョウブやノリウツギの花上によく集まっています。 7月30日の岩湧山で、ノリウツギに来ているたくさんのカミキリのうち、個体数の最も多いのがコウヤホソハナカミキリでした。
コウヤホソハナカミキリの模様のパターンはオオヨツスジハナカミキリなどとも似ていますが、大きさが違います。 下は右がコウヤホソハナカミキリ、左はヨツスジハナカミキリです。 この3種の大きさを比較すると、オオヨツスジハナカミキリ>ヨツスジハナカミキリ>コウヤホソハナカミキリ となります。
コウヤホソハナカミキリの「コウヤ」は和歌山県の高野山にちなんだ名前です。 高野山は人が入り易い自然豊かな場所で、「コウヤ」という名のついた動物や植物が多く見られます。
コウヤホソハナカミキリは本州と四国の低山帯~中山帯に分布します。 高野山は空海が開いた聖地ですが、コウヤホソハナカミキリの和名が付けられた時、分布が空海と関りの深い本州と四国ということは意識されていたのでしょうか。
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