カメムシタケ
地面から伸びた小さな“燈台”、じつはこれ、冬虫夏草の一種のカメムシタケの子実体で、先端のオレンジ色の部分で胞子が作られます。 そっと掘り出してみると、土の中のカメムシから生えています。
上の写真で犠牲になっていたのは、ハサミツノカメムシのオスでしょうか。 たぶん越冬するために土の中に潜り込んだところを、カメムシタケの菌糸に取り付かれ、体を乗っ取られたのでしょう。
少し離れた所に、カメムシタケがもうひとつ。 こちらのカメムシは種類までは分かりません。
二つのカメムシタケを並べてみました。 どちらの子実体も、カメムシの胸と腹の境から伸び出しているようです。
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コメント
こんばんは
冬虫夏草って本当にいるんですね
探せるものなんですね~
カメムシはカメムシのまま・・・
他の虫もそのままですよね
これって薬になるんでしょうか
投稿: エフ | 2011年8月 8日 (月) 22時38分
どんな冬虫夏草でもよければ、時期と場所を選べば比較的簡単に見つけることはできますよ。
ただし、冬虫夏草の種類もたいへん多く、子実体の様子も様々です。きのこにも食べられるものと毒キノコがあるように、それぞれの冬虫夏草の持っている成分も違うのでしょうね。
漢方で薬に用いているのは、コウモリガ科の蛾の一種の幼虫に寄生してできる冬虫夏草です。
投稿: そよかぜ | 2011年8月 9日 (火) 06時52分