夏のニシノヤマタイミンガサ
以前、ニシノヤマタイミンガサの葉が土の中から出てきたばかりの姿を、「春のニシノヤマタイミンガサ」として記事にしましたが、今回はその夏の様子です。
ニシノヤマタイミンガサ( Cacalia yatabei var.occidentalis )はヤマタイミンガサの変種で、ヤマタイミンガサが中部地方以北と四国に分布するのに対し、ニシノヤマタイミンガサは本州の中部地方以西と四国・九州に分布します。
葉は掌状に中裂し、タイミンガサやヤブレガサのような楯状の葉ではありません。 花は総苞片が3~4個で、小花の数は3個を中心として、2~4個です。 この点でも、総苞片が5個のヤブレガサとは異なります。
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コメント
そよかぜさん、こんにちは
山で似たような葉をよく見るのですが、なかなかニシノヤマタイミンガサと言い切れずにいました。でも、今日の内容でよくわかりました。ありがとうございました。
投稿: panda | 2011年8月11日 (木) 09時55分
アザミの仲間やタンポポの仲間をはじめ、キク科には似たものが多く、難しいですね。
それだけキク科が栄えているということなのでしょうが・・・。
投稿: そよかぜ | 2011年8月12日 (金) 07時10分
春の葉っぱからは、とても想像がつきませんでした。
拡大した花の形、面白いです。
簡単なようで複雑に見えますけど。
立ち姿の全体像が良く撮れてて解りやすいです
背丈は膝丈ぐらいですか?
投稿: わんちゃん | 2011年8月12日 (金) 17時35分
かなり大きくなる植物で、花茎を含めると、草丈は1m近くにまでなります。
投稿: そよかぜ | 2011年8月13日 (土) 00時30分