コクラン
黒い花の蘭、コクランです。 といっても、花の色は黒というよりは暗紫色という方が正確でしょう。 常緑広葉樹林の林床などに咲きますので、薄暗い所での黒っぽい花ですから、そんなに目立つ花ではありませんが、拡大してみると、色といい、形といい、なかなか趣のある花です。
花の基本的なつくりは、他の多くのラン科の花と同じですが、蜜をためる距(きょ)のように後ろに伸びているのは、背ガク片で、コクランの花には距はありません。
この花は、黒っぽく見えていて、意外と光を反射しているようです。 この花の写真を撮るのに、フィルム写真の時代には、いろいろ露出を変えて撮るのですが、現像してみてがっかりする、ということを何度繰り返したことか・・・。 デジカメになった今では、結果を確認して補正しながら撮っていきますので、こういう花の撮影がほんとうに楽になりました。
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