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2011年7月23日 (土)

ヤマユリ

 西国三十三箇所第四番札所の槇尾山の参道でヤマユリが咲いていました。

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 ヤマユリは、日本特産の野生のユリで、その花の大きさはユリ科の中でも最大級で、花の香りも濃厚で、「ユリの王様」ともいわれています。 花が大きすぎて、この写真のように花の重みで傾いてしまうこともしばしばです。
 こんな立派な花を咲かせるには時間もかかり、発芽から開花までには5年以上はかかるとのことです。 また山地の、ある程度日当たりのいい場所でしか育ちません。
 昔はたくさん見られたユリでしたが、育つのに時間がかかり、生育地が限定され、またこのような大きな花は目立ちますので盗られてしまうこともあり、自然の中でこの花を見ることは少なくなってきました。 槇尾山でこの花が咲くことができたのは、手の届かない崖に咲いていたことと、神聖な参道で盗りにくいためだったのでしょう。

Yamayuri110716_2_2

 ヤマユリの分布地は、近畿地方以北ですが、北海道、関東地方、北陸地方には見られません。
 花は7~8月頃に咲き、白い花被の内側には黄色いラインが走り、盛り上がった紅色の斑点が散らばります。 花の径は20cm以上もあり、株が古いほど多くの花をつけます。
 ヤマユリがたくさん見られた頃には、その球根は、百合根として食用にもされてきました。 また、1873年のウィーン万博で紹介されて以来、ヤマユリは注目を浴び、大正時代までその球根は主要な輸出品のひとつであり、西洋でのユリの園芸品種の母株としても重用されました。

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コメント

植物園で出合ったことがあります。

雄しべがスゴイですね、クッキリとスゴイなぁ

こんなに優雅で豪華な「ユリの王様」に山で出合ったらカンゲキだろうなぁ・・・

投稿: わんちゃん | 2011年7月25日 (月) 09時05分

> こんなに優雅で豪華な「ユリの王様」に山で出合ったらカンゲキだろうなぁ・・・

そのカンゲキをみんなで分かち合おうと、最近はササユリやヤマユリを増やそうとするグループが増えてきました。
しかしこれらの活動も下手をするとかえって自然を乱すことにもなります。なかなか難しい問題です。

投稿: そよかぜ | 2011年7月26日 (火) 00時50分

こんばんは
憧れのヤマユリ美しい花ですね
本州の山ではどこででも見れるということでもないのでしょうか
一度見てみたい花の筆頭です

投稿: エフ | 2011年7月26日 (火) 22時37分

この夏はヤマユリを2ヶ所で見ましたが、いずれも盗られにくい場所で咲いていたもので、そんなに普通に見ることのできる花ではありません。特に登山道の脇に咲いているヤマユリを見ることはほんとうに稀になりました。

投稿: そよかぜ | 2011年7月26日 (火) 23時38分

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