ヒメゴマダラオトシブミ
6月中旬、伊吹山山麓のエノキにたくさんの“落とし文”がついていました。
下は上の写真の一部を拡大したものです。 揺籃(“落とし文”)のつくりは、その“作者”によって、それぞれ特徴がある(ヒメクロオトシブミの場合はこちらでどうぞ)のですが、このエノキの場合は、葉をL字型に裁断し、主脈にも傷をつけています(下の写真の赤い○で囲った中央)。
もちろん、この様式は他の揺籃でも同じです(下の写真)。
この揺籃の作り主は、と探すと、葉の裏にいました。 ヒメゴマダラオトシブミです(下の写真)。 上翅の中央に、一対の大きなコブがあります。 顔面に斑(まだら)模様があり前胸背面と上翅は黒色ですが、前胸背面や上翅も黄褐色の地色に黒色の斑点が散らばる色彩の個体もいるようです。
| 固定リンク
「昆虫08 甲虫」カテゴリの記事
- アオバネサルハムシ(2014.07.07)
- マツノシラホシゾウムシ(2014.06.28)
- アリモドキ科の一種(2014.06.27)
- センノキカミキリ(2014.06.21)
- ヤツメカミキリ(2014.06.10)
コメント
ヒメゴマダラオトシブミに揺籃づくりの法則がきっとあって、法則通りにキチンとお仕事
せっかくこしらえた揺りかごなんですけど、
中を視てみたくなるわんちゃんです。
投稿: わんちゃん | 2011年7月 2日 (土) 10時25分
ヒメクロオトシブミの揺籃の断面なら、こちらに載せています。
投稿: そよかぜ | 2011年7月 2日 (土) 22時16分
>揺籃の断面
ホンマ
投稿: わんちゃん | 2011年7月 3日 (日) 18時12分
おはようございます
瘤のあるオトシブミを先日見つけました
単純にコブがあるからヒメコブオトシブミだと思ったら
ヒメゴマダラオトシブミにもコブがあるんですね。。
ええエーと見比べたら違いがわかりました
ということでリンクをお願いします
投稿: エフ | 2011年7月 8日 (金) 08時30分
リンクはご遠慮なく。
コブルリオトシブミというのもいますよ。
投稿: そよかぜ | 2011年7月 8日 (金) 23時16分