ぼんやり見ていると普通の蛾ですが、よく見ると翅が隙間だらけ。 24本の鳥の羽根を、それも擦り切れた鳥の羽根を集めたような翅です。 どこまでが前翅でどれが後翅なのか、よく分かりませんが、それぞれが左右それぞれ6本の“羽根”に分かれています。
写真を撮っていると、お気に召さなかったのか、1m足らず離れた別の葉に飛んで移動しました。 飛び方は力強くはありませんが、フラフラした飛び方でもありませんでした。 葉に“着地”すると、しばらく歩き回っていましたが、その時は翅を微動だにさせませんでした。 そしてお気に入りの場所をみつけると、体を沈め、ピタッと葉に吸い付くようにとまって、動かなくなりました。
コメント
丁度、翅の隙間具合が白檀の扇子を思い出しました。
扇子はつながってますけど、
この蛾は鳥の羽のようなのが分かれているのですね、空気の抵抗がすり抜けるみたいで飛びにくいのじゃないかな?と、想像してしまいます
投稿: わんちゃん | 2011年7月11日 (月) 11時46分
微小な世界になると、空気にも“ねばり”が出てきます。ニジュウシトリバの感じている空気の世界は我々の住んでいる空気の世界とは全く違うのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2011年7月11日 (月) 23時27分
おはようございます
空気にねばり
濃厚な空気を感じてしまいました
どんなふうに進化してきたのか・・・
長い時間かかってこうなったんでしょうね
感心してしまいます
投稿: エフ | 2011年7月15日 (金) 08時20分
ほんとうになぜこんな翅になったのか、考え込んでしまいますね。
でも、エフさんのブログにも載せられているようなトリバガの仲間に比べると、よほどよく飛べるような気がしませんか。
投稿: そよかぜ | 2011年7月16日 (土) 01時06分