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2011年7月15日 (金)

ハッチョウトンボ

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 ハッチョウトンボは体長約2cm(1円玉の直径とおなじくらい!)の、日本で最も小さなトンボです。 見られるのは、5~9月、ミズゴケ類やモウセンゴケ類などの生育する、水深のごく浅い水域の広がっている場所です。 下は今回の写真を撮った場所です。

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 これだけ小さなトンボですから、逃げられてもそんなに遠くに行きませんし、飛び続けるトンボでもありませんから、撮影は楽です。

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 オスは、若い時は橙褐色ですが(上の写真)、成熟すると鮮やかな赤色となります(下の写真)。

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 メスはは茶褐色で、腹部に黄色と黒の横縞模様があります(下の写真)。 オス、メス共に、翅の付け根付近は橙黄色です。

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 ハッチョウトンボの「ハッチョウ」は、名古屋市にある昔の地名に由来し、ここで最初にこのトンボが発見されたことによります。

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昆虫02 トンボ」カテゴリの記事

コメント

とっても小さなトンボなんですね、
でも、キレイに撮れてる、

>これだけ小さなトンボですから、逃げられてもそんなに遠くに行きませんし、飛び続けるトンボでもありませんから、撮影は楽です。

ですか?

ハッチョウトンボ
半径何メートルくらいの所にですか?
オス、メス、若いの、そうでないのと・・・

投稿: わんちゃん | 2011年7月19日 (火) 21時48分

オス、メス、若いのに関係なく、ハッチョウトンボは飛び立っても、せいぜい1mくらい移動しただけでとまります。
ただし、オス同士が追いかけあったりしている場合は、けっこうなスピードで長い距離を飛んでいました。

投稿: そよかぜ | 2011年7月20日 (水) 07時35分

ハッチョウトンボについて
名前の謂れを聞かれまして
>ハッチョウトンボの「ハッチョウ」は、名古屋市にある昔の地名に由来し、ここで最初にこのトンボが発見されたことによります。
との、記述を拝借させていただきました
ヨロシクです。

けっこうせわしなく動き廻っておりました。
オス同士が追いかけあったりしていたのかなぁ・・・

投稿: わんちゃん | 2012年7月13日 (金) 17時40分

ハッチョウトンボの名前をつけたのは、もちろん私ではありませんから、私も引用です。一般化されている事実の引用は断ってもらわなくてもいいですよ。

> けっこうせわしなく動き廻っておりました。

人が多くて落ち着かなかった?

投稿: そよかぜ | 2012年7月13日 (金) 22時02分

ハッチョウトンボはどこに居るのか分かりませんでした。
でも,「湿地ある所トンボあり」が分かってきました。

雄は目も覚めるような赤い色をして目立つのに
雌は地味な色で目立たないようにしていることに気づきました。

雄の顔が奴さんに似ていておかしくなってしまいました。

投稿: itotonbosan | 2014年1月17日 (金) 10時23分

私がハッチョウトンボを見たのは兵庫県と三重県ですが、湿地が少なくなり、ハッチョウトンボのいる場所もたいへん少なくなりました。

投稿: そよかぜ | 2014年1月17日 (金) 23時31分

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