タニウツギ
タニウツギはよく公園などにも植えられていますが、本来の分布は、北海道の西側から、本州の東北地方、北陸地方、山陰地方と、日本海型気候の山地の谷沿いや斜面に多く分布しています。
私の家の近く(大阪府下の平地)では、今年のタニウツギは5月中旬に花の盛りでしたが、6月12日の伊吹山では、山頂から少し下ったあたりで花の盛りでした(下の写真)。
下は今年の5月15日に大阪狭山市で撮ったものです。 ヤブウツギとは同じ属の植物ですが、ヤブウツギなどとは異なり、花冠の外面の毛はほとんどありません。
メシベの柱頭がいやに大きく見えますが、この柱頭は、花粉を受け止め、花粉管が伸びると、柱頭の役目を終えて脱落してしまいます。
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コメント
伊吹山ですと、山から下りるドライブウエイで山肌にピンクの花盛り、
「何?」
車を停めて撮りたくなりますね
「タニウツギや」って。
同じ属でも、花のしくみが結構違ってるってことあるんですね。
投稿: わんちゃん | 2011年7月 2日 (土) 10時57分
> 同じ属でも、花のしくみが結構違ってるってことあるんですね。
ヤブウツギとタニウツギ、毛の様子も花の色も違いますが、同じ属だけあって、花のつくりの本質はよく似ています。
投稿: そよかぜ | 2011年7月 2日 (土) 23時08分