コシダの葉の展開
このブログの2011年2月5日にコシダを記事にし、その中で、コシダは数年かけて1枚の葉を展開すると書きました。 コシダの茎は地下茎で、この地下茎から伸び出し、地面から顔を出した1本の中軸に続く全体が1枚の葉なのですが、この葉は分岐を繰り返しています。 はたして1年間に葉のどれだけの部分が展開するのか、百聞は一見に如かず、その葉の展開の様子を撮ってみました。
まずは新しく地上に出た1枚の葉が開く様子を観察します。
上の状態では、まだ他の多くのシダとそんなに様子は変りません。 これがこの春だけでどこまで分岐するのか・・・。
上の写真では、中軸が二股分岐し、さらにその上で二股分岐しかかっています。
そして上が葉の展開終了近くの状態です。 上に写っている全てが、この春に展開した部分です。
1枚目の写真の1つの芽がここまで展開するとは信じられないかもしれませんが、上の写真をクリックして拡大し、よく見てください。 葉の末端のどの部分もまだ完全には開ききっていません。
そして1年後、左右に広がった羽片の間から、次の芽(=葉の一部)が伸び出してきます。(下の写真)
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