カツオゾウムシ
伊吹山の中腹にいたカツオゾウムシです。
カツオゾウムシの食餌植物はタデ科で、特にイタドリに多く見られ、幼虫は茎の内部を食べ、成虫は葉を食べます。
カツオゾウムシの仲間については、このブログでも、アイノカツオゾウムシとハスジカツオゾウムシを記事にしています。 カツオゾウムシの仲間には似たものが何種類かいて紛らわしいのですが、上の写真は口吻がアイノカツオゾウムシほどには長くないこと、イタドリの葉にいたことなどから、カツオゾウムシとしました。
ちなみに、アイノカツオゾウムシの食餌植物はキク科で、ハスジカツオゾウムシはタデ科の植物も食べますが、多くはキク科です。
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コメント
そよかぜさん、こんにちは
一気に暑くなりましたね、長崎のほうがまだ涼しいかもしれません。観察されるのも大変だと思います。
このカツオゾウムシをみて、つい笑ってしまいました。鰹節に似てるんですもの。楽しい虫たちの話題待っていますね。
投稿: panda | 2011年6月30日 (木) 10時37分
きっと海と山に囲まれた長崎の方が涼しい風があるのでしょうね・・・。
「○○カツオゾウムシ」よりも「○○」の無いカツオゾウムシの方が一層鰹節に似ているのは和名をつけた人の観察力でしょうかね。
ちなみにマーガレットの花などにもよく来るヒメマルカツオブシムシをはじめとするカツオブシムシの仲間は、鰹節に似ているわけではなく、鰹節などを食べる虫です。
投稿: そよかぜ | 2011年7月 1日 (金) 06時49分
口の両端にピュンと出ているのは触角?
背中がなんだか粉がふいたようなカンジに見えるんですけど・・・
ギュッとふんばった脚がお見事(力強そう)
投稿: わんちゃん | 2011年7月 2日 (土) 10時43分
> 口の両端にピュンと出ているのは触角?
そうです。ゾウムシの仲間の口吻には、長い口吻を差し込むときに触角を“収納”する溝があります。
> 背中がなんだか粉がふいたようなカンジに見えるんですけど・・・
鰹節の表面に粉があるのと似ています。この粉が取れると、カツオゾウムシの体の色は黒くなります。
投稿: そよかぜ | 2011年7月 2日 (土) 23時05分