イワヒゲ
イワヒゲは中部地方以北の本州と北海道に分布するほふく性の常緑小低木です。 世界的に見ても、イワヒゲの仲間は北極周辺とヒマラヤに分布していて、高山植物の代表的な植物なのですが、京都府立植物園の植物生態園で元気に育っていました。
ひも状の茎に小さな葉が鱗片状についていますが、名前はこの様子を岩から伸びたヒゲに見立てたものでしょう。 寒さと乾燥に耐える小さな葉と、植物全体のバランスからすれば大きな、虫を呼ぶための花、厳しい環境に生きる姿です。
花はツツジ科らしい姿で、一昨日記事にしたスノキの花とも共通点が感じられます。
| 固定リンク
「木1 常緑樹」カテゴリの記事
- コジイの花(2014.05.09)
- ヒカゲツツジ(2014.04.21)
- カミヤツデ(2013.12.25)
- ハマヒサカキ(2013.12.03)
- ナナミノキとニッポンオナガコバチ ①(2013.11.09)
コメント
>イワヒゲは中部地方以北の本州と北海道に分布するほふく性の常緑小低木です。
六甲高山植物園で出合ったことがありました。
ナルホドです。
京都府立植物園で元気に育っているっていいなぁ
投稿: わんちゃん | 2011年5月25日 (水) 09時07分
次回の記事はさらに北限定のレブンソウです。
投稿: そよかぜ | 2011年5月25日 (水) 23時27分