ラクダムシ
ニッケイの木に来ていたラクダムシですが、ニッケイの木にいたのはたまたまでしょう。 長い産卵管があるのでメスです。
この虫の名前を聞いた多くの人は、「コブも無いのにどこがラクダだ!」と思われるのでしょうね。 この名前はドイツ語のKamelhalsfliegen、つまり Kamel(ラクダ)+hals(首)+fliegen(羽虫)からきています。 のほほんとした首をたるませたラクダのイメージがあるというのですが、どうでしょうか・・・。 ちなみに英語では snakefly で、細長い体を蛇に見立てています。
幼虫はマツの穿孔虫を食べているのですが、成虫は雑食性とも言われていますが、何を食べているのかよく分かっていないようです。 いずれにしても、分類学的にも近縁の虫としてはキスジラクダムシがいるくらいで、姿とともに「変な虫」になるのでしょうね。
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コメント
やっぱりね、思ったんです
タイトルを見たとき、虫の背中に、どんなコブがあるのかな?って
全体像を見ると、べっこう細工のような色合い・・・
透き通った翅・・・
ドイツ語圏と英語圏、双方の人たち
同じ虫を見てもラクダ、蛇とイメージするにもエライ違いがあるんですね。
投稿: わんちゃん | 2011年5月18日 (水) 21時40分
蛇とラクダ、民族性の違いなのか、それとも名前をつけた人の個人的感性のちがいなのか・・・。
私的には、蛇よりも、自国には野生ではいないラクダの方が、変った、珍しい、という意味が含まれているようで、そんなにラクダに似ていなくてもいいのではないか、とも思います。
投稿: そよかぜ | 2011年5月18日 (水) 23時40分