ミツボシツチカメムシ
ヒメオドリコソウの群落にミツボシツチカメムシがたくさん集まっていました。 と言っても、ヒメオドリコソウの葉は重なりが大きく、その間に潜り込んでいますので、一見したところでは、その存在が見えません。
ミツボシツチカメムシは、春に成虫が出現し、体は光沢のある黒色で、体の側縁は白色に縁どられていて、背中に白色紋が3つあります。 落ち着いた美しさを持っているのですが、ヒメオドリコソウにいる個体はなかなか難しい被写体でした。 葉の重なりの中からは出てこようとはしませんし、無理に出そうとすると地面に落ちて分からなくなってしまいます。 仕方なく葉をそっと掻き分けて撮りましたが、下の写真はヒメオドリコソウの4分果もきれいに撮れて、なかなかおもしろい写真になりました。 この写真でミツボシツチカメムシの大きさがほぼ理解していただけると思います。 体長は5mm前後です。
ツチカメムシの仲間は、角の無い体型で、地上に落ちた果実を吸汁するなど、その名のとおり地際で生活する種類が多いようですが、ミツボシツチカメムシは、ヒメオドリコソウやオドリコソウ、ホトケノザなどでよく見つかっています。
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コメント
>ミツボシツチカメムシは、ヒメオドリコソウやオドリコソウ、ホトケノザなどでよく見つかっています。
そのお花たちいっぱい見てます
「よく見つかっています」のには程遠いです
見つかったことないです
気が付いてないのでしょうね。
知らなかったら余計にです
知ったんだから会えるかも?
シソ科の味?が好み?
投稿: わんちゃん | 2011年4月13日 (水) 22時56分
> 知ったんだから会えるかも?
昆虫の場合は普通種であっても、「いつ頃そこに行けば絶対会える」といえる種類はほんとうに限られていますが、きっといつかは会えると思います。
投稿: そよかぜ | 2011年4月14日 (木) 07時22分