スイセン
水仙にもいろんな種類があります。 写真はミニラッパスイセンと呼ばれているものでしょう。 前方に突き出している“ラッパ”は副花冠と呼ばれています。
スイセンのような花ではガクと花弁の区別をつけにくく、このような場合はガクと花弁をあわせて「花被」と呼んでいます。 しかし花を後ろから見ると、重なりあった花弁3枚とガク片3枚の前後の関係がよく分かります(下の写真)。
下はこのスイセンの花の断面を見たものです。子房の中にはたくさんの胚珠も見られます。
上の花の断面で、子房は花被の付け根(▽)よりも下(写真では左)に位置しています。 このような子房を「下位子房」、下位子房を持つ花を「子房下位の花」と呼んでいます。
このような花のつくりは、昨日の桜の花のガク筒が子房にぴったりとくっついてしまったと考えると理解し易いでしょう。
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コメント
お花のつくりはなかなかです。
青空に映える、まっ黄っ黄のスイセン
スタジオの中で青い板をバックに
キツメのライトで・・・
まさかですよね?
投稿: わんちゃん | 2011年4月 8日 (金) 22時45分
> スタジオの中で青い板をバックに
> キツメのライトで・・・
さすが、写真を見る眼が違ってきましたね。
ほぼ正解ですが、キツメのライトは太陽です。
つまり野外で、背景を消すためにボードを使いました。
投稿: そよかぜ | 2011年4月 9日 (土) 16時50分