ヤマルリソウ
ヤマルリソウは本州福島県以南から九州に分布する多年生の草本です。 よく見るのは林縁や道端などの斜面で、適度の湿り気がある場所です。 根生葉がロゼット状で、横に広がっていきますので、上を他の植物に覆われないような環境で生育しています。
花の色の濃淡には株により差があるのですが、多くは咲き始めは淡いピンクで、それが淡い青紫に変わってきます。
葉の両面も茎も毛が多く、ザラザラした感じがするためでしょうか、花の色に対しても、私的にはそんなに美しさを感じない植物なのですが、写真に撮ると美しい色に写る植物です。 たぶんデジカメの撮像素子と目の網膜との波長による感度の違いなのでしょうね。
ヤマルリソウはムラサキ科に分類されています。 キウリグサ、ミズタビラコ、北海道で見られるエゾルリソウ、奄美諸島以南で見られるモンパノキなどと同様、花は下から咲いていきながら、その先に渦を巻いて付いているツボミが成長を続ける無限花序、またはサソリが尾を持ち上げたように先端で渦を巻いているサソリ状花序とよばれている、ムラサキ科の特徴となっている花の咲き方をします。
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コメント
ヤマルリソウ?うん?
前~に出合ってますけど・・・
庭にキウリグサが可愛く咲いてます。
ヤマルリソウはキウリグサとソックリ・・・が、キウリグサはちっちゃいです
ヤマルリソウはもうちょっと大きかったかな?どうだったかな?記憶が曖昧です。
投稿: わんちゃん | 2011年4月24日 (日) 23時02分
ヤマルリソウの花の径は約1cm、キウリグサの花の径は3mmほどですから、花の大きさはかなり違います。
投稿: そよかぜ | 2011年4月25日 (月) 06時40分