ウロコアシナガグモ
ヤツデの葉の裏にいたウロコアシナガグモです。 腹部に鱗模様があるなかなか美しいクモです。 写真はオスで、オスの腹背には縦長の赤色斑があります。 ヤツデの葉脈と比較して大きさは分かっていただけると思いますが、長い脚を除くと、体長は5mm前後です。
ヤツデの葉の裏には小さな虫が多く、クモはもちろん肉食ですから、これらの虫を食べているのでしょう。 ところが、下のウロコアシナガグモの頭胸部と腹部との間には、クモヒメバチの一種の幼虫らしきものが寄生しています。
これほど小さな虫の世界になると、小さすぎて鳥に食べられることはないと思いますが、小さな世界には小さな世界の厳しい弱肉強食の関係があるようです。
下はかなり小さいウロコアシナガグモです。 脚で頭胸部をガードしています。
そして下がメス、腹背の赤色斑がありません。
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コメント
今日ね、歩いていて、ヤツデに出合って
「前に、そよかぜさんこの葉っぱの裏にいっぱいちっちゃな虫を見つけてはったよな」って思いながら葉っぱを裏返してみたんです
何も見つけられなかったわんちゃんです。
また、新たにこんなにちっちゃな虫に出合われたんですね。
投稿: わんちゃん | 2011年2月 4日 (金) 22時25分
最初はいろんな所のヤツデのあちこちの葉の裏を見てください。
そのうちに、どのような位置にあるどれくらいの古さの葉によくいるのか、分かってくると思います。
投稿: そよかぜ | 2011年2月 4日 (金) 23時43分