キジバト
同じ鳩でも、町の公園などでよく見られるドバト(カワラバト)は、本来はヨーロッパ、中央アジア、北アフリカなどに生息する鳥ですが、キジバトは元から日本にいた野鳥です。
現在の手紙で最も普通に使う80円切手の図柄はキジバトです。 それほどキジバトは身近な野鳥と言っていいでしょう。
しかし私の子供の頃は、キジバトはヤマバトとも呼ばれていて、その名のとおり山の鳥で、町で見ることはありませんでした。 ところが、1960年代に都市部での銃猟が制限されるようになってからは次第に都市部へ進出しはじめ、1970年代には街路樹や建造物でも営巣するようになりました。
和名の由来はキジのメスに体色が似ているからだとされていますが、よく見ると、なかなか美しい鳥です。
繁殖期はほぼ周年です( 山にいる時からそうだったのか、少し疑問に感じています )。 キジバトは雌雄同色ですが、どう見てもカップルのように見える2羽が並んでいました(下の写真)。 この後、この2羽は・・・ そのラブラブの様子はこちらで紹介しています。
※ 写真はクリックで拡大します。
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コメント
そう言われて、80円切手しげしげと・・・
キジバトだったんですか。
首の後ろの縞々が・・・
投稿: わんちゃん | 2011年2月21日 (月) 21時57分
まだキジバトが山にいた頃の1963年には鳥シリーズに取り上げられたのをはじめ、キジバトはよく切手に取り上げられている鳥です(こちら)。
今は見慣れてしまっていますが、少し前までは大きくて美しい注目される鳥だったんですね。
投稿: そよかぜ | 2011年2月26日 (土) 17時33分