トチノキの冬芽
トチノキの冬芽が青空の下で光を浴びて輝いていました。
トチノキの冬芽が光っているのは、冬芽全体が粘液で覆われているからです。 粘液で覆われている理由としては、乾燥などから冬芽の内部を守るためとか、虫などの食害を防ぐためと言われていますが、よく分かりません。
以前、ホオノキやゴンズイなどの冬芽の記事で、芽には頂芽と腋芽があり、木の種類により頂芽が発達するものと腋芽が発達するものがあることを書きました。
一般的に頂芽が発達する木は、込み入った枝で限られたスペースにできるだけたくさんの葉をつけて光合成量を高めようとするのではなく、とにかく先へ先へと伸びようとしているわけで、高くなる木に多く見られます。 トチノキは谷間などの水分の多いところによく見られる高木で、成長速度も速く、頂芽と腋芽を比較すると、やはり頂芽の方が断然大きくなっています。
明日はトチノキの芽の下方にある葉痕(葉の取れた跡)に注目してみたいと思います。
| 固定リンク
| コメント (5)
| トラックバック (0)
最近のコメント