ススキの小穂
上はススキの花、9月20日の撮影です。 オレンジ色のオシベがたくさん垂れ下がって、なかなか美しく、オシベの先に花粉の出る穴が開いているのもおもしろいものです。 黒っぽいのはメシベの柱頭です。 小穂はぴったりくっつき合っています。
そして下が12月5日に撮ったススキ、小穂の基部に生えている白毛は水平に開き、小穂の1つずつが、はっきりと認識できます。 小穂の先からは、長いノギが突き出し、途中で屈折して「く」の字になっています。
ススキとオギはよく混同されますが、この小穂の様子を見れば違いは明らかで、オギの小穂の基部に生える毛は小穂の長さの3~4倍あり、オギにはノギはありません。
※ ススキの群生の様子はこちらでどうぞ。
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コメント
こんにちは。
以前は、ススキもオギも一緒でしたが、ノギを知ってその違いが少しわかるようになりました。“ススキにノギあり、オギにノギ無し”ですね。
投稿: 多摩NTの住人 | 2010年12月16日 (木) 08時16分
向こうの方に、ススキorオギ
あっちはススキこっちはオギと教えていただいたことがありました。
遠くからでもノギが見えていたのかな?
写真のどれがノギですか?
銀色に光ってる毛のようなモンは?
投稿: わんちゃん | 2010年12月16日 (木) 21時04分
多摩NTの住人さん、コメントありがとうございます。
「オギにノギあり、ススキにノギ無し」と覚えてしまわないようにしなけりゃなりませんね。
わんちゃん、オギの方が穂がフサフサしている感じがして、慣れれば遠くからでも違いが分かるんです。知った人なら遠くで顔も分からなくても何となく誰だか分かるようなものでしょうか。
銀色に光っているのは毛で、茶色く1本飛び出しているのがノギです。
投稿: そよかぜ | 2010年12月16日 (木) 22時32分