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2010年12月 4日 (土)

オオタカ

 オオタカは翼を開くと長さ約100~130cmになる里山を中心に分布する猛禽類です。 留鳥として周年生息する個体もありますし、越冬のため南へ渡るオオタカもいます。 飛翔能力の高い優れた“ハンター”で、鷹狩りに使う鷹は、このオオタカです。
 1980年代までは森に行かなければ見ることのできなかったオオタカですが、どういうわけか、最近は町で生活するオオタカが増えてきました。 堺市の大泉緑地にも、昨年に続いて、今年もオオタカがいます。 ドバトやバンなどを餌にしているようです。
 今は成鳥と幼鳥の2羽が住んでいます。 成鳥は、頭から背が青味のある灰黒色で、目の後方に黒い眼帯があり、よく目立つ白い眉斑があります。 胸や腹は白く、灰黒色の横斑があります。 幼鳥は背面が褐色で、下面には黒褐色の縦斑が、また尾には4本の黒っぽい帯があります。

 この時期、成鳥はよく幼鳥の所へ飛んで行き、鳴いて威嚇しているようです。 たぶん親から離れて独り立ちすることを促しているのではないかと思います。 幼鳥も親に脅かされ、でも親から遠くには離れられず、少し飛んではとまります。 餌を狙う時だけではなく、このような行動をするので、今はよく飛びます。 この飛ぶ姿を撮ろうと出かけたのですが、なかなかうまく撮れませんでした・・・。

 成鳥

Ootaka_a101127_1    今年のオオタカ('10.11.27.撮影)

Ootaka091029_1    昨年のオオタカ('09.10.29.撮影)

Ootaka_a101127_2    成鳥の飛翔 シャッター速度が遅く、ブレブレ・・・

 幼鳥('10.11.27.撮影)

Ootaka_c101127_1_2
Ootaka_c101127_2

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コメント

スゴイなぁ

常に獲物を狙ってる?鋭い眼
親子ともスゴイなぁ・・・

投稿: わんちゃん | 2010年12月 5日 (日) 17時28分

このオオタカ君、私はその場にいませんでしたが、時には目の前で狩をしてくれることもあり、飛翔姿を撮ろうと、連日たくさんの人がカメラを構えています。

投稿: そよかぜ | 2010年12月 5日 (日) 21時30分

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