後楽園の鳥たち
岡山市にある後楽園は、周囲が旭川に囲まれているため、水辺の鳥も山野の鳥も同時に楽しむことができます。
日本野鳥の会岡山県支部では、毎月第1日曜日と第3火曜日には、定例探鳥会を開催されているようです。
カワセミ
庭園の中心にある「沢の池」で、オスが1羽、メス2羽が飛び交っていました
ウグイス 通路のすぐ側の茂みにいて、人には慣れているようです
※ 写真はクリックで拡大します。
「後楽園」の名は、明治になって、それまでの「御後園」つまり「城の後ろにある園」から改められたものです。
後楽園の「後楽」は、北宋の范仲淹が書いた『岳陽楼記』の中の「先天下之憂而憂、後天下之楽而楽」、つまり民に先だって憂え、民が幸せになったのちに楽しむ、という上に立つ者の心がけを説いた言葉から取られています。
これを人と人との関係から鳥と人との関係に置き換え、鳥たちの楽園ができて、その様子を庭園の景色と共に人が楽しむ、ということになればすばらしいことだと思います。
現在の後楽園は少しその状態に近づきつつあるような気がするのですが、それは残念ながら、ほとんどの観光客が、池にカワセミがいることも、近くにウグイスがいることも気付かずにいるためです。
多くの人が意図しながらそのような状態を推進する時、「自然と人間の共生」が一歩前進するのでしょうね。
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コメント
カワセミたちが飛び交って
ウグイスにバッチリ出会えて
後楽園は鳥たちの娯楽園?
投稿: わんちゃん | 2010年11月27日 (土) 22時28分
もらったコメントに関連させて、記事を追加しておきました。
鳥たちの「後楽園」になるような、人の心にゆとりのある社会になればいいのですが・・・。
投稿: そよかぜ | 2010年11月28日 (日) 08時16分