キタテハ
11月6日の家の近くの散策では、あちこちでたくさんのキタテハを見かけました。 上の写真では4頭のキタテハがセイタカアワダチソウに来ていますが、この時の私の周囲には、まだまだたくさんのキタテハがいました。 また下の写真は、同じ日に、直線距離にして1.5kmほど離れた別の場所で、コセンダングサに来ていたキタテハですが、この時もたくさんのキタテハがいて、いくらでも飛ぶ所の撮影を試みることができました。
キタテハは大阪付近では年4~5回発生すると言われていますが、おもしろいことに、秋型はこのようによく花を訪れ、夏型は樹液を好みます。
キタテハは成虫越冬するので、この日に撮ったキタテハたちはこのまま越冬に入る個体なのでしょう。 キタテハの幼虫の食草は1年草のカナムグラですので、春、暖かくなってカナムグラが育って来るまでは、幼虫の食べ物はありません。 成虫は今のうちにしっかり蜜を吸って体力をつけ、卵を産むことのできる春までがんばらなくてはなりません。
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コメント
私の庭のキタテハも今年は記録的に多く、一つ前のブログに載せたばかりです。
乱舞は1日だけではなく数日続き、フジバカマが第1希望でした。
キタテハの顔をパソコンで拡大したら眼には毛が生えていて驚きました。
投稿: 夕菅 | 2010年11月10日 (水) 08時28分
丁度、一か月ほど前にキタテハがいっぱい飛び交ってるところに出合いました
その時は、どのキタテハも吸蜜中でした。
翅を広げたり閉じたりしてるんで
タイミングを狙って広げたところを・・・
と、う~~ん タイミングが合わなくって
閉じてる、閉じてる・・・ばっかりが写ってました。
その時のド・アップのキタテハ
↑夕菅さんのおっしゃる通りだわ・・・・・
オスとメスとで翅の模様は違うのでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2010年11月10日 (水) 21時40分
夕菅さん、わんちゃん、複眼に毛の生えている昆虫は、蝶に限らず、けっこうたくさんいますよ。
この秋は特にキタテハが多いようですね。
キタテハの雌雄の違いは、秋型では翅の裏面がオスの方が黄色調が強く、斑紋が目立つのですが、模様のパターンは同じなので、少し難しいかもしれません。
投稿: そよかぜ | 2010年11月10日 (水) 22時50分