ダイゼン(冬羽)
ダイゼンはチドリ科の中では大きな鳥で、日本には旅鳥として春や秋に飛来するか、関東地方以南では冬鳥として越冬する個体もいます。
冬羽では、写真のように、上面は灰褐色に白い斑紋が入り、下面は白っぽく、胸部には褐色の斑紋が入ります。 夏羽は顔から下面にかけて黒くなります。
ダイゼンという名前の由来は、昔、宮中料理でこの鳥が珍品料理として出されていて、この宮中の料理を扱う役職名である大膳職(だいぜんしき)からきていると言われています。
ダイゼンと同じ Pluvialis属にムナグロという鳥がいて、夏羽も冬羽もよく似ています。 両者を比較すると、ダイゼンの方が大きい( だから料理の材料になった )のですが、大きさは、2種が並んでくれると分かりやすいのですが、なかなか1羽では分かりにくいものです。 また、ムナグロの方が黄褐色味が強いのですが、色彩も光線の具合などではっきりしない場合があります。 ダイゼンとムナグロをいちばんはっきり区別できるのは、少し見難いのですが、ダイゼンには短い後趾があり、ムナグロには無いという点です。 下の写真では、足を上げていますので、後趾がはっきりと確認できます。
| 固定リンク
コメント
何に反応して思わず足を上げちゃったの?
ダイゼンにもムナグロにも出会ったことが無いです
スズメと比べてその大きさは?
どれくらいなんでしょうか?
投稿: わんちゃん | 2010年11月20日 (土) 22時52分
> 何に反応して思わず足を上げちゃったの?
歩いているんです。
体長はスズメよりハトに近い大きさです。体重はハトより重いかな?
投稿: そよかぜ | 2010年11月21日 (日) 21時34分