ハママツナ
ハママツナは海岸に生える多肉質の1年草です。 昨日のホソバハマアカザに混じって育っている緑色の植物も、その大部分がハママツナです。
名前を漢字で書くと浜松菜、浜に生える松の葉のような菜、通常「菜」という言葉を使う場合は食用にする場合が多いのですが、ハママツナに関しては、食用にするという話は聞きません。 毒ではないようですが・・・。
姿はオカヒジキとも似ているのですが、オカヒジキの方が少しゴチャゴチャしたイメージで、オカヒジキの葉の先が刺になるのに対し、ハママツナの葉の先は尖りますが刺にはなりません。
花期は9~10月、ハママツナもアカザ科で、花はたいへん小さいものです。 花のついている所を拡大した上の写真のように、花は2~5個が葉の基部にかたまって付きます。 花柄はなく、5裂したガクがあり、オシベは5本、花弁はありません。
最初の写真で、黄色くなった葉が混じっています。 古い葉はこのように花の時期に落ちるのですが、新しい葉はもう少し緑を保ち、11月中旬には見事な赤色に紅葉します。
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コメント
>11月中旬には見事な赤色に紅葉します。
ハママツナも秋が深まると紅葉するんですね
キレイでしょうねぇ・・・
潮風、塩水、ものともせず
植物たちは元気元気。
投稿: わんちゃん | 2010年10月25日 (月) 21時31分
私が海に行く時はいつも干潮の時間を調べて行くのですが、満潮の海水の中の紅葉も、被写体としてはおもしろいかもしれませんね。
投稿: そよかぜ | 2010年10月25日 (月) 22時54分