アキノミチヤナギ
アキノミチヤナギは海浜に生える1年草で、タデの仲間( Polygonum属 )です。 花期は9月から10月です。
他のタデの仲間の多くでは、花は枝の先にまとまって穂状や頭状などになる場合が多いのですが、アキノミチヤナギや、これによく似ていて背の低いミチヤナギでは、花は小さな葉の葉腋にまとまってつきます。
タデの仲間には、葉の基部に、茎を包む「葉鞘」と呼ばれる鞘(さや)状の部分があるのですが、アキノミチヤナギの葉鞘は、短く、多数に裂けています(下の写真)。
花は花弁がなく、ガク片のみで、花の時は白い色ですが、花の後も残り、次第に赤みを増してきます。 このあたりは、他のタデの仲間にも見られることが多くありますし、ミチヤナギにも共通なのですが、ミチヤナギと違って、アキノミチヤナギでは果実が花被から突き出ます(上の写真)。
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コメント
実物に会ったことないです
タデの仲間ですか、小さなお花が可愛いですね
紅葉した葉っぱがキレイです。
これはアキノミチヤナギでよく似たのにミチヤナギがあるんですね、小さなお花の小さなところがちょこっと違う・・・んですね。
投稿: わんちゃん | 2010年10月29日 (金) 21時20分
ミチヤナギは別名ニワヤナギ、道端や荒地などに生え、2枚目の写真のように高く伸びることは無く、花も春から秋まで咲いています。
投稿: そよかぜ | 2010年10月30日 (土) 00時06分
こんにちは。
アキノミチヤナギというのもあるんですね。
私の周りではミチヤナギが見つからず、ブログに掲載できていません。たまたま別の地域で見つけて、その生育環境は理解しているのですが、このあたりの同じような環境では何故か住みにくいのかも知れません。
投稿: 多摩NTの住人 | 2010年10月30日 (土) 11時02分
私が見たミチヤナギは、泥を被って汚れたミチヤナギばかりのような気がします。アキノミチヤナギのように背が高くなればそんなこともなくなるのでしょうが・・・。
投稿: そよかぜ | 2010年10月30日 (土) 22時15分