ルリタテハの幼虫とツマグロヒョウモンの蛹
ルリタテハの幼虫がホトトギスの葉を熱心に食べていました。 薄暗い条件で、いつものカメラと違い、近距離過ぎてストロボも使用できず、ISO感度を上げての撮影で、画像も荒れて色ももうひとつなのですが・・・。
以前、アカタテハの幼虫やツマグロヒョウモンの幼虫の写真を載せましたが、タテハチョウ科の幼虫の体は刺だらけです。もっとも、この刺には毒は無いので安心ですが・・・。
幼虫の色にしても、成虫の色にしても、色の元になる色素はその昆虫が作ったものです。 以前からルリタテハの成虫と幼虫との間には、同種であるにも拘らず、色彩的な共通点が無さ過ぎるのを不思議に思っていました。 しかし今回、光のぐあいで、幼虫も瑠璃色の色素を持っていることが分かりました(下の写真)。
幼虫のすぐ傍のホトトギスの茎にはトゲトゲの蛹。 最初はルリタテハの蛹だと思い込んでいたのですが、ツマグロヒョウモンの蛹だと kuwachanさんに教えていただきました。 ツマグロヒョウモンの幼虫は,食草以外の場所で蛹化するということです。 5つの白斑が2列に並び、他は真っ黒に近い色。 真っ黒に近いのは羽化が近いからとか。 写真は意図的に露出をオーバー気味にしています。
(以下、2013.8.28.追加)
蛹になってしばらくは、下のような色をしています。 (わんちゃん撮影)
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コメント
おはようございます♪
完全武装の幼虫ですね
幼虫と成虫はまったく違うようですが成分は同じ・・・
そうですよね~
しかし魔法のような変身ぶりです
投稿: エフ | 2010年10月 5日 (火) 08時54分
でも、魔法のような変身をするためには、敵に襲われても逃げることもできない蛹の時期が必要なんですね・・・。
投稿: そよかぜ | 2010年10月 5日 (火) 21時59分
こんばんは。
最後の画像,サナギは,ツマグロヒョウモンのサナギだと思います。ルリタテハのサナギはこんなにとげとげではありません。ツマグロヒョウモンの幼虫は,食草以外の場所で蛹化します。
投稿: kuwachan | 2010年10月 6日 (水) 00時23分
kuwachanさん、ありがとうございました。
白斑の数もルリタテハの蛹では4つ程度ですね。
やはり育てて羽化させて確認しないといけませんね。
投稿: そよかぜ | 2010年10月 6日 (水) 06時48分
身体がツルッとしてたらチョンチョンと触ることも・・・
>タテハチョウ科の幼虫の体は刺だらけです。もっとも、この刺には毒は無いので安心ですが・
と、言われても引いてしまいます。
アオムシが蛹になって蛹を破ってアゲハチョウが出てきたときは
「ウワッ!華麗なる変身」って
ビックリしたモンでした。
投稿: わんちゃん | 2010年10月 6日 (水) 16時11分
羽化して翅が次第に広がっていく様子はいいですね。それに、羽化したばかりの翅は美しいし・・・。
投稿: そよかぜ | 2010年10月 7日 (木) 00時14分