クサネム
クサネムは、放棄水田、沼沢地や河川などに生育するマメ科の1年草です。 花は9月頃、黄色い蝶形花を咲かせます(下の写真)。
クサネムはカワラケツメイに似ていますが、カワラケツメイよりも、もっと水に依存している植物です。 クサネムの果実(豆果)は、種子が熟しても開裂せず、種子をしまいこんだまま節ごとに離れて落ち(このような果実を「節果」と言います)、これが水に浮かび、水面を漂うことで散布されます。
クサネムの名前は、ネムノキの葉に似て草本だからで、ネムノキ同様、夜は葉が閉じて垂れ下がります。 もっとも、このような就眠運動は、カタバミ科やマメ科の多くの植物で見られる現象で、クサネムやネムノキに限ったものではありません。
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コメント
休耕田で初めて出会って
「このお花は?」
「クサネムですよ、葉は夜寝ます」
夕方、もういっぺん休耕田まで行ってみて「ホンマやわぁ」
早朝の散歩道で足元の黄色いカタバミ
お花はキュッと閉じてました
「ホンマやわぁ」
投稿: わんちゃん | 2010年10月 6日 (水) 16時38分
わんちゃんのブログの夜のクサネムの葉の寝ている様子、よく分かりますね。
投稿: そよかぜ | 2010年10月 7日 (木) 00時20分