イセハナビ
昨日記事にしたスズムシバナやユキミバナと同じ Strobilanthes属のイセハナビです。 というより、この属の代表として選ばれているのがイセハナビで、Strobilanthes属の和名は「イセハナビ属」です。
ところが、イセハナビは日本在来の植物ではなく、東南アジア原産の帰化植物です。 しかし、江戸時代に中国経由で渡来し、観賞用に栽培されて親しまれてきたところから、Strobilanthes属の代表になったようです。
でも、最近ではあまり見かけなくなりました。 西欧では主にグランドカバーとしてよく利用されていますので、日本でももっと利用されてもいいのかもしれません。
もうひとつややこしいのは、どうもヤナギバルイラソウをイセハナビと混同して園芸的に販売されているようです。 たしかに花は似てなくも無いですが・・・。
イセハナビはやや木質になる多年草で、よく枝分かれした枝先に、長さ1~2cmの、先端が5裂した薄紫色の漏斗状の花をつけます。 花の筒部は、スズムシバナやユキミバナほどではないにしろ、ゆるくカーブを描いています。
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コメント
枝先に咲くちっちゃなお花
出合ったなら、
思わず座り込んでじっと、見つめてしまうでしょう・・・と、想像するわんちゃんです。
投稿: わんちゃん | 2010年9月21日 (火) 22時57分
接写が多いこのブログですので、小さな花のイメージになったのだと思いますが、園芸的に使われるように、この花はそんなに小さな花ではなく、2cmほどあります。
投稿: そよかぜ | 2010年9月22日 (水) 07時32分