ミズアオイ
ミズアオイは池沼や用水路などに生える1年草で、草丈は大きくなれば1mにもなることがあります。
万葉集ではミズアオイは水葱(なぎ)と呼ばれています。 水葱(なぎ)の小さいのがコナギ(小水葱)で、コナギはまだあちこちの水田で見ることができます。 しかしミズアオイの方は、 かつては水田雑草として多く見られたのですが、除草剤の使用などによってほとんど消滅してしまいました。
ミズアオイとコナギを比較すると、植物全体も花も名前のとおりコナギの方が小さいのですが、もう1つの違いとして、コナギは花を葉腋につけますが、ミズアオイの花序は真上に伸びます。
ミズアオイの花は7月~10月に咲きます。 花のつくりは、同じ Monochoria属(ミズアオイ属)のコナギとよく似ていて、メシベは1本、オシベは6本ですが、うち1本は少し大きく青紫色で、残り5本は黄色の葯を持っています。
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コメント
中村憲吉 の 短歌
『 雨久花(みづあふひ) みてゐるうちに 二つ許り
夕べの花を 開きたるかも 』
若山喜志子 の 短歌
『 水葵の 露けき花の 紫を
舟の上にして 見て過ぎにけり 』
投稿: S.ひでき | 2010年9月23日 (木) 09時58分
ミズアオイにもいろんな漢字があるのですね。
水に咲く花なのに雨久花とは夏の日照りなのでしょうね。
投稿: そよかぜ | 2010年9月23日 (木) 13時27分
「あっ!コナギに似てるっ!」って。
コナギにはちょくちょく出合ってます、
ミズアオイにはまだです。
きれいな水色のカワイイお花
いっぺんに好きになるかも??
投稿: わんちゃん | 2010年9月23日 (木) 15時33分
田んぼでミズアオイを見ることはめったに無くなってしまいましたね。
投稿: そよかぜ | 2010年9月24日 (金) 06時59分