スズムシバナ・ユキミバナ
スズムシの鳴く頃に咲くことから名付けられたスズムシバナ( Strobilanthes oligantha )、近畿地方以西の山林の陰地に分布するキツネノマゴ科の多年草です。 葉は対生で、高さは30~60cmになります。
花は8月~9月頃に咲きますが、はかない一日花、午後になると次第にしおれてきます。 花冠は約3cm、筒部がカーブを描いています。
スズムシバナと同じ属で、スズムシバナを少し小さくしたような植物に、ユキミバナがあります。 以前はスズムシバナと同種だとされていたのですが、1993年に別種とされました。 学名は Strobilanthes wakasana で、種名の wakasana は「若狭の」という意味で、福井県と滋賀県に自生地があります。
ユキミバナは、雪が降る頃まで咲き続けるところからの名前で、匍匐性があり、常緑です。 雪深い所の暖かい雪の下で冬を過ごすのでしょうね。
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コメント
スズムシバナのそばにスズムシ君をご招待?
スズムシ君のそばにスズムシバナを・・・
どちらも難しいみたい・・・
投稿: わんちゃん | 2010年9月19日 (日) 16時09分
スズムシバナの花はスズムシの音色を奏でるエジソンの蓄音機?
投稿: そよかぜ | 2010年9月20日 (月) 00時25分