コノシメトンボ
写真はコノシメトンボのメスです。
コノシメトンボは、翅の先端が、ほとんど黒と言っていいような、濃い黒褐色の、いわゆる赤とんぼの一種です。 成虫は7月上旬から秋が深まるまで見ることができます。
成熟したオスは全身が赤くなりますが、メスは成熟しても背面の橙色が濃くなる程度です。 未成熟のオスはメスに似ていますが、メスの顔面額上部にある黒い眉班(ビハン)が、オスにはありません。
ノシメトンボやリスアカネも、翅の先端が黒褐色で、よく似ていますが、胸部側面の黒条の様子が異なり、コノシメトンボでは、3本の黒条のうちの前から2本目が途中で後方に折れ曲がり、3本目と合流しています。
コノシメトンボやノシメトンボの「ノシメ」とは、腹部の黒斑を熨斗目模様とみた所からの名前です。
顔の大写しを載せたところで、顔の各部の名前を載せておきます。
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コメント
赤とんぼとは?
胴が真っ赤なのが赤とんぼとず~~っと思ってました。
そうじゃないのもあるようで・・・ビックリです。
翅の網目模様がキレイです、
お顔の部品が複雑ですね、
眼?口?顎?ウ~~ンです。
足が鋸の歯のように、細かいところまでパキッ!
投稿: わんちゃん | 2010年9月17日 (金) 17時42分
“お顔の部品”追加しておきました。
投稿: そよかぜ | 2010年9月18日 (土) 09時16分
ほっぺた、あご、おでことかは決して・・・
(アタリマエのことながら)
ついあてはめてしまう、わんちゃんです。
投稿: わんちゃん | 2010年9月18日 (土) 10時03分
記事では「前頭」を分かりやすく「額」と書きましたが、たしかにこの方が馴染めますね。
投稿: そよかぜ | 2010年9月19日 (日) 08時08分