オオウラギンスジヒョウモン
オオウラギンスジヒョウモンは山地の明るい草原や渓谷沿いの草地に見られるチョウです。 幼虫の食草はスミレ類で、年1回、夏に発生します。 低山地では真夏に一時夏眠するようですが、伊吹山では夏中活動しているようです。
ヒョウモンチョウの仲間は特に翅の表はよく似ていますし、オス・メスの違いになると、さらに小さな違いになるのですが、オスには前翅の表側に性標が3本あります。 またメスには前翅の先端に小さな白い矢じり状の斑紋があります。
年1回発生するチョウでは多くの場合、オスの方が早くあらわれ、メスの出現を待ちます。 7月31日に伊吹山の山頂で見たオオウラギンスジヒョウモンは、全てオスでした。 調べてみるとメスは8月以降にならないとあらわれないと書かれてありました。 もっともメスがもう現れていたとしても、メスは個体数も少なくオスほど飛び回らないのかもしれませんが・・・。
オオウラギンスジヒョウモンの名は、翅の裏側に銀色の筋があるように見える大型の豹(ひょう)紋のある蝶、という意味ですが、メスの方がオスより大きいサイズです。
伊吹山ではオオウラギンスジヒョウモンは、上の2枚ともがそうであるように、クガイソウの花によく来ていました。 クガイソウの花はタテハチョウ科の蝶のサイズによく合うのでしょうか、ウラギンヒョウモンやアカタテハなどもクガイソウの花を訪れていました。
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コメント
クガイソウのちっちゃなお花に口吻をしっかり突っ込んでる様子が、よ~く解ります。
よ~ぉ撮れてますねぇ・・・・・
蝶々をなかなか上手く撮れないわんちゃんです。
投稿: わんちゃん | 2010年8月15日 (日) 18時13分
腕の違いではありません。どれだけ小さな所を狙ってピントを合わせることができるカメラか、というカメラの違いです。
投稿: そよかぜ | 2010年8月16日 (月) 00時16分